梅雨明け間近を彷彿させる奇麗な青空を目にして、いつものように波打ち際の自転車道をパトロールしてきたいなと思ったが、止めておいた。
炊事洗濯など家事全般を請け負って今日でまる10日。
普段やり慣れないことをするには、それなりの時間と労力が必要で、パパッとは運ばないものなのだ。
第一、例えばニンジン一つ細く切るだけでシャシャッと行くわけがなく、ついでに指も切らないよう慎重にやるから、それなりに時間がかかる。
ニンジン以外も同じ。
料理人が何かを刻むときに聞こえてくるトントントントンッ…という、包丁とまな板が衝突する小気味よい連続音は別時限のものでしかない。
しかし予定では、それも今日3日までだから、何も無理して出掛けることも無いと思ったのだ。
それでも全身の虫干しくらいはしてこなくちゃと、近所の寺と池と森の公園に散歩に出た。
おお…♪
夢さめて みればもとより 蓮の上
ヒトは仏の心を持って生まれてきているのに、それに気づかず、他に求めて右往左往する
最初から蓮の葉の上にいるのに…
おのれの心を見つめれば、仏の心を持っていることに気がつくだろう
そのための方法の一つが坐禅なのだと臨済宗は説く
白いツボミは純白にあらず…薄っすらとした黄緑色が差している♪
この写真を撮ったのは日蓮宗の寺だけど…
たった今まで花びらをくっつけていたような瑞々しい蓮口が生々しい