大切に育てているわが家の「空蝉」が涼しさとともに本来の姿を取り戻しつつあり、最大の特徴である茶系統の色合いが濃く出るようになってきた♪
しかも花そのもののサイズも秋バラ特有の大きさを取り戻しつつあり、夏の間も休まず咲き続け、小さく貧弱な花ばかりだったものから脱却して、本来の姿を取り戻しつつある。
初夏よりも花のサイズが大きく豪華になるのが秋バラの特徴だが、香りが立つのも秋の花の特徴の一つで、これまた空気の動きが少ない朝などに花に近づくと、花に鼻を近づけなくともよい香りが漂うほどで、まさに秋バラの季節到来といった感を深くする。
この空蝉という品種は病害虫に弱く、育てるのに気を遣う品種だと言われるが、まったくの初心者だった10年ほど前から育て始め、以来枯らすこともなく初夏から晩秋までの花を楽しませてもらっている。
だから、喧伝されている「気難しがり屋」だという風評もボクには眉唾で、実にフレンドリーな相棒のような存在である。
相性が良かったのか、それともビギナーズラックと呼ぶべき幸運がもたらしてくれた結果かは分からないが、とにかく、もう10年の古株になっても、今年の猛暑にも耐えて変らずに花を咲かせ続ける姿は、相棒を通り越して"分身"の域と言ってもよいくらいで、なんとも「愛い奴♪」である。
この夏はさすがに咲かないだろうと思っていたら、ミニバラの花みたいな小さなサイズになってまで咲かせ続け、「すこし休んで秋に備えたらどうだ」というボクの気持ちを無視するように、摘んでも摘んでもツボミを付けるものだから、こちらも意地になってツボミを摘み続けた。
それでも、数輪は見過ごしてしまったものがあり、咲いた姿はやはり痛々しい感じがしてちょっと複雑な気分にさせられたものだった。
でも、もう心配はない。
一部で黒点病が出て心配したが、最小限の薬剤散布で何とか回復してくれた。
これから年末まで、咲き続けてくれるに違いない♪
年明けのせん定時期がくるまでは好き勝手に思う存分咲かせ続けさせようと思う。
後は寒肥とともに来年の初夏までゆっくり休養を取ってもらえればいい♪
夏の間はピンク系統の色が浮き出ていたが、気温の低下とともにだいぶ茶系統の色合いが濃く出るようになってきた
本来は茶系の色合いを持ったバラである
これから気温の低下とともに、茶系の色合いが濃く出るようになるだろう
9月の初めころ、まだ猛暑が続いていたころはピンク系統の色合いが目立っていた
茶系というよりも…