今日は節分。
ということは明日４日は待ち焦がれた立春で、実際には風は冷たいし、雪だって降るかもしれないが、暦の上では「春」がやって来る♪
昨年末の冬至の日に「一陽来復」と胸に向かって言い聞かせ、寒さに耐えつつ日々を過ごしてきたが、ついに「春」に届く。
今日が大晦日で明日が元旦のめでたさと言っていい。
現に日常生活を旧暦に従って暮らしている友人がいて、例えば年賀状もボクは新暦で出しておいたが、友人からはうんともすんともなく、しかし、立春の明日、ごく当たり前のように届くはずである。（とはいえ、日曜日の配達は休みだから今年の場合は5日の月曜日になってしまうが…）
古来、季節の変わり目には「邪気が生じる」と信じられていたため、豆まきをしたり柊の枝にイワシの頭を刺したりなどして鬼を追い払う。
山の神も頭の片隅にそんなことを思い浮かべたらしく、「イワシが手に入った」といって、昨日の夕食はお腹に香草を詰め込んでフライパンで両面を焼きつけた「イワシの香草焼き」が出た。
もちろん尾頭付きである♪
ニンニクが効いていて満足の一品だった。
旬のイワシは安いし、タイにだって負けないくらい美味しい。
そういえば、先月30日の句会に持参した駅ビルのスーパーで買った弁当が「イワシの竜田揚げ弁当」だった。
イワシを前面に打ち出した弁当というのが珍しく、この機会に食べてみるかという気になって買ったら、2匹分の竜田揚げがご飯の上にドーンと乗った弁当で、大して期待していなかったが「へぇ～」と感嘆符がこぼれた。
しょっちゅう弁当を物色しているわけではないが、記憶を手繰る限り「イワシ」は無い。
それが目に入ったということは、やはり節分の風習と無縁ではなさそうで、邪気払いのイワシを２度も口にしたボクは、もう万全である♪
タネから育てたビオラ・あんみつももか
