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平方録

開催されれば2年ぶり ♪

去年、コロナ禍のために中止のやむなきに至った鎌倉・円覚寺の夏期講座が今年は実施の方向で調整されているらしい。
5月29日から6月1日までの4日間の日程だという。

ただし寺に設けられる席は「密」を避けるために100~150席に制限し、これは檀家や寺関係者用らしく、一般の聴講希望者は有料のオンライン視聴になるそうだ。
ぎゅうぎゅう詰めの大方丈で耳を傾けるのも味わい深いものだが、パソコン画面の前で寝そべって聞けるというのも一興かと思う。

今年も8人の講師が「歴史失敗学入門」(作家・政治史研究家、瀧澤中)や「人生100年時代をどう生きるか」(医師・作家、鎌田實)などを70分ずつ1日2人が講義する。
講義に先立っては恒例の横田南嶺管長による1時間の提唱があり、今回はここ数年続いている「無門関」という語録の続きが予定されている。

今年85回という開催数字でもわかるとおり夏期講座の歴史は古く、一昨年まで84年に渡って真夏の暑い時期に開かれてきた。
中止は敗戦の年に1度だけあったそうだが、それ以来のことで、労働市場から撤退した以降毎年通っていたボクは実にがっかりさせられたのを覚えている。
汗を拭き拭き耳を傾けていると、開け放たれた大方丈の扉から紛れ込んだトンボが講義を聞く人々の頭上を悠然と飛んで反対側の戸口から外に出ていくようなことも茶飯事で、セミの鳴き声とともに真夏を演出してくれてもいた。

2、3年前から盛夏の開催が初夏に移り、夏期講座のイメージが少しばかり削がれてはいたが、中止は想定外だっただけに今回の実施の知らせは朗報で、五輪なんか中止で一向に構わないから夏期講座の方はぜひ実現さてほしい。
そう思っている。
ボクの手元には訳があって、寺が用意する100~150席への申し込み案内が届いているからなおさらである。
しかし、ちょっと逡巡する気持ちもある。
五月下旬というのはワクチン接種が終わっていればいいが、そうでない場合にはどうするかだ。
いくら密を避けて人数制限しての開催と言ってもオンラインの方が安心だが、それじゃぁ雰囲気がなぁ…
かくして薄モヤがかかったような気分で、スカッとしないのがもどかしい。

*なお、オンライン視聴に関する詳細は4月1日以降に円覚寺のホームページに掲載されるそうです。
聞きたいものだけを選んでの聴講もアリだとか。

(見出し写真はわが家のクリスマスローズ)
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