昨日のクリスマス、SNS上をこんなもの(下写真)が飛び交ったらしい。
「こんなものが届いたわ」と昼ご飯を食べた後、ボクの携帯に山の神がLineで送りつけてきた。
妹から届いたと言い、夜になってからは高校時代の友人からも届いたと言っていた。
それにしても子供だましのような妙ちきりんな内容であり、日本語だって意味不明なところがある。
だってそうでしょ。
世界中の人が足並みをそろえるのが「今日は」と1日限定だし、次にこういう日が来るのは1000年後だって…
すぐに眉唾だってわかる。
「自分の生まれた西暦+年齢=2020」と、なにか世紀の大発見のように言うけれど、そもそも年齢って言うのは「2020-生まれた西暦=年齢」なんだよ。
何にも驚くことじゃないし、不思議でも何でもない。
だから上の写真の文章に従えば来年だって「自分の生まれた西暦+年齢=は2021」になるんだよ。
世界中の人すべて、それも例外なく!
例えば2000年に生まれた人は今年20歳だから当然2020になる。
じゃ来年はどうか。
2000+21=2021じゃないのさ。
再来年22歳になったって同様でしょ?
何が1000年後なものか。
まっ、こんな程度の事ならたわいのない笑い話だが、同じ日、深刻で笑えない現実を突きつけられた。
「桜を見る会」に関するアベなんちゃらの国会での弁明をテレビの実況中継で聞いていた。
それにしてもつくづく哀れで悲しい男だ。
1年以上に渡って国会で疑惑を否定し続け、時には質問者をウソつき呼ばわりまでした挙句、「あれは秘書の報告が間違っていたためで、結果的に間違った内容の答えを繰り返してしまい申し訳ないことでした」と、まるで他人事である。
いやしくも一国のソーリダイジンともあろう人物が、途中で何度も事実を確認しうる時間があったのに、それすらしないで間違いを垂れ流し続け、進退窮まりかけてようやく「秘書が…」なんて、そんな都合のいいことは漫画の世界の話じゃないの。
ソーリダイジンは漫画じゃないんだから…
もっともアベノマスクだって星野源の呼びかけに応じて自宅のソファーで愛犬を膝に抱えながら紅茶なんぞを飲んでいる画像をアップしてヒンシュクをかったのだって、漫画の世界にだって見かけないような漫画以上の漫画だった。
しかし何だよ、あれだけ記者会見を嫌って開かないガースが同じ日に突如記者会見を開くなんて。
しかも中身のなさと言ったら…
当然、この日の夕方以降の国営放送のニュースはさすがに元首相の話題からではなく、現職首相の会見の中身から始まった。
お陰で、アベなんちゃらの国会招致は2番手か3番手になってしまい、必然的に報道量は減ってしまった。
「前」と「現」が結託して、というか「前」が「現」に持ち掛けてわざわざソーリ会見をセットしてもらい、「前」の不祥事に必要以上のスポットライトが集まるのを避けようとした…
そんな思惑が透けて見えてしまった。
アベなんちゃら、つくづくセコイ男である。
(見出し写真は定植を待って養生中のパンジー)