50年余り連れ添った山の神と別居生活に入っている。
と言っても、ボクが不行跡でも重ね、愛想をつかされた末のことではない。
夜寝るときにエアコンを使うか使わないかが"別居"理由であって、ボクが断固、自然冷房に頼るタイプなので、「寝苦しくて眠れない」という山の神との間で、寝るときだけ寝室を異にしている。
だから秋になって夜の気温が下がり、涼しくなればこの別居生活は自然解消される。
「そのままずっと別でもいいぞ」と言っても、「どうせ我慢できなくなるのはあなたの方でしょうに」と足元を見られ、取り合ってもらえない。
結果、同じ部屋にベッドを二つ並べ、仲良く?寝ることになる。
そそっかしい人はこれを見て「元のさやに納まってよかったじゃないか」というだろう。
エアコンを使えば確かに快適で、熟睡できるのだろうが、海辺の土地ではそこそこに自然の風が吹き、夜もよほどのことがない限り微風でも風が吹き込み、空気が動く。
大都会に比べれば人口密度も低いため、日中の気温そのものも確実に1,2℃ないし場合によっては2,3℃低いため、涼しい服装で過ごすことも相まって扇風機の風が加われば十分にしのげるのである。
日が沈めば気温はさらに下がるのだから、夜も何とかなるものなのだ。
ただ去年あたりから、こうした事情に陰りというか、変化が萌し始めているようで、これまでいくら暑くても30℃そこそこだった最高気温が、今や33℃とか、条件によっては34℃という日もあり、「ンッ⁉」と違和感を感じるような日が増えた。
昨夜は比較的しのぎやすく感じて扇風機もつけづに寝たが、午前2時前に寝苦しさで目が覚め、温度計を見たら31℃もあった。
慌てて扇風機を回し、4時まで寝たが、どうにもすっきりしない。
起き抜けに熱いシャワーを浴びて、ともかくかくも体を覚醒させたが、こんな状態が続くようだとエアコンのお世話になる日もそう遠くないのではないかという気がしてくる。
熱中症への予防も考えねばならず、意地を張るつもりはないが、ロージン特有の頑迷さが出ないように注意しないといけない。
とはいえ、エアコンを使いだすと山の神が戻ってきてしまうし…
あっ、いやっ、その…
今朝04:34 朝焼けに染まる東の空
2階のベランダのスーパートレニアが激しく咲き競っている
プランターを動かすのも難儀するくらいの茂りよう
blogの休み中に訪れた6月の北鎌倉・明月院
丸窓の奥はショウブ田が広がるが、花は終わっていた
明月院ブルーと呼ばれる
例年、アジサイシーズンには観光客で身動きが取れないほどにぎわう境内も空いていて拍子抜け
訪れたのが6月26日だったのだが、花は盛りを過ぎていて、明月院ブルーの発色も今一つだった
明月院ブルーの片りんは感じるが…
本来は透き通るような、さわやかさを伴う空色なのだが、なんかちょっとくすんでいた