相模川左岸に新しく自転車道が整備され、一部で供用が始まった、という情報を小耳にはさみ、ハハ~ン圏央道の高架道路の下と従来からある堤防を利用した道路だな、と見当をつける。
国道129号の厚木市関口から相模川に沿ってまっすぐ南下し、湘南銀河大橋を渡って右岸河口に至る全長21kmの自転車専用道だという。
その名も「さがみグリーンライン自転車道」というらしい。
計画の立案・実施者は神奈川県である。
このうち、小田急線が相模川を渡る厚木駅付近から湘南銀河大橋までの約10kmを先行整備区間と位置づけ、工事が進められていると、県のホームページに書かれている。
2016年4月というから、今から8年前のコロナ禍もまだ知らない時期だが、この時初めて0.8kmの供用が開始されたとあるが、どの区間高は明記されていなかった。
去年6月時点では供用開始部分は6.1kmに伸びたそうな。
相模川までパトロールの足を延す場合、これまでは右岸河口から国道246号と交差する座間市付近までさかのぼったことはあるが、左岸河口は堤防の上の道路も途切れ途切れで役に立たず"未踏の左岸"である。
そこに道が出来たとあらば走りにいかねばならない。
18日のブログで紹介した相模川右岸河口の堤防のチガヤの群落の続き
チガヤの群落の隣にあるサッカーJ1 湘南ベルマーレの練習場の上流側に花畑が広がっている
赤、ピンク、白、青…
近寄って見てみると花はポピーとヤグルマソウのようだ
赤と濃い目のピンク色がポピー、その他の青とピンク、そして白はヤグルマソウ
それぞれが入り混じって咲いている
これはこれでキレイではあるが、例えば青のネモフィラが一面咲きそろう茨城の公園のような"一面〇〇"のような光景に軍配を上げる人もいるだろう
5月の明るい陽光の元では、こういう雑多とも言えるくらい色彩の溢れる光景もまたそれなりにキレイである
正直言ってスマホでこの種の光景を撮るのは難しい 焦点が定まらないような気がするのだ
混色の奥は単色の青色のヤグルマソウの世界が広がっていた
落ち着いた雰囲気ではあるが、単色より混色の方がウキウキした気分になるような気がする
この光景はこれはこれで十分魅力的だけど…
花が終わりに近づくと、摘み取り自由になり、誰でもハサミを持って行けば好きなだけ切り花として持ち帰ることができるそうな
右岸堤防を遡り湘南銀河大橋で左岸へ渡る
左岸側に渡り切るとすぐに堤防上の自転車専用の舗装道路が現れる
鏡のような滑らかな舗装路を走っていくと進行方向費ダレてに広がる景色はなかなかのもの
川の流れの奥には富士山が浮かび
丹沢山塊は指呼の間に横たわる
……と、るんるん走るとすぐに舗装路は途切れ、堤防上の道も消え入るように細くなる
仕方なく圏央道の高架下の一般道を走る
1、2km走ると神川橋に至り、橋の付け根のこんな細い道を抜けると何やら新しい道がありそうな…
じゃーん、ついに現れたか、おぬしが「さがみグリーンライン自転車道」だな
そうかそうか愛い奴♪と気分よくペダルを漕いだら、多分2kmも進まないうちに「ここで終点」
ガッカリして川を離れ、東に進路を向け、住宅街を進むと単線の雰囲気のある踏切に出た
宮山踏切と書かれていたので、もしかしたら寒川神社の最寄り駅の宮山駅はすぐ近くかと思ったら、踏切の右横がホームだった
素通りするわけにいかず、神社に詣でる
八方除けの神様が祀られているそう
自転車置き場に停めようとしてバランスを崩し、駐輪場の中で転倒してしまい、着地した時に変なかばい方をしたらしく、左の手のひらをしたたか打ち、ハンドルを握るのも往生するほどだった
お参り前だったが、八方除けの霊験のお陰でこの程度で済んだと思うことにした
痛い左手のひらをかばいつつ帰路に就く
茅ケ崎市と藤沢市の北部にまたがる田園地帯では田植えの準備はまだ何もは今っていない
傷めたのがペダルを漕ぐ足ではなく、左手だったのが不幸中の幸いだった