先日出掛けた東京・蔵前の大通りをぶらぶら歩いていると道の反対側にこんな店があるのに気付いた。
古本屋で「大江戸 大東京関係 相撲文献」と書かれているのに大いに惹かれ、「さすがは蔵前! 」と道を渡って覗き込んだのだが…
この親子が傘をつぼめるところは見ていたのだが、店に入ったのまでは確かめなかった。で、ボクが興味津々店内に入ろうとしたら、人1人がやっと通れるスペースしかない通路はこの親子が通せんぼしていて奥に入れない。
店には通路がもう1つあったが、そちらの通路に面した書棚に並んでいるのは最近出版された本や文庫本の類で興味の対象外なのだ。しかも仮に1冊の気になる本が見つかったとしても、それがうまく取り出せるか大いに疑問なのである。
書棚から引き出した途端、辛うじて調和を取って崩れないようになっていた本の山がドサドサ崩れて来たらどうしよう。
本の山だけが崩れるとは限らず、はずみで店そのものまで崩れてしまったらどうしよう…
結局ボクは相撲文献にも大江戸関係本にも近づけず、指をくわえ、ヨダレを垂らしながらその場を立ち去ったのである。
どんなお宝が潜んでいたことやら…
魚がたくさんいそうな良い淵を見つけたのに糸を垂らすことなくその場を立ち去る釣り人の気持ちも多分こんななんだろうなぁと思いつつ。
店先には「撮影禁止」と書かれた手書きの注意書きが貼ってあったので、あからさまには撮れなかったが、なんとなく写した写真には傾いだ書棚や乱雑に積まれた本の山が写っている。
いずれにしたってビックリポンの本屋である。
隣の酒場も気になる…
ブリキのおもちゃ屋
フィギュアのお店
伝統玩具と団扇のお店
お祭りの小道具を扱うお店
このお店のショーウインドには打ち上げ花火の尺玉が展示されていて¥2000円+消費税と書かれていた。
「おっ 安いじゃん! 」と触手が動きかけたが、「火薬は入っていません」という添え書きがしてあった。
だよなぁ〜。
装飾品としての需要があるのか、はたまた江戸っ子のシャレか。
この大通りを北に向かうと雷門だが、南に向かって歩くと総武線の浅草橋駅である。浅草橋界隈まで行けば雛人形や武者人形などを扱う老舗の人形店がずらりと立ち並ぶが、そこまでたどり着くまでの間は昔懐かしい玩具を含めたおもちゃ問屋が軒を並べていて飽きることがない。
したがってこの通りを歩くのは時間に余裕のあるときでなければフラストレーションがたまってしまって体に毒である。
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heihoroku
高麗の犬
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