平方録

えっ、もう1週間経っちゃったか…

天体の動きに何か不具合でも生じてしまったんじゃないだろうかとさえ思わせた1月の時間の進み具合だったが、2月に入った途端、今度はスピードが速まる不具合が生じてしまったんじゃないかと思わせる日の経ち方である。

やれやれやっと1月が終わったわいと思ったのが昨日のことのように思えているのに、いやはやどうして今日はもう2月は7日である。
子供のように新陳代謝の活発な場合は時間の進み具合が遅いが、逆に身体の調子が悪かったり身体の機能が衰えて代謝が不活発になる老人の時間はアッという間に過ぎていく――なんてことを認知科学の知見を引っ張り出して知ったかぶりしたのが1月31日のわがブログだった。

そのデンで行くと今の状態は新陳代謝がまったく不活発、ということであるらしい。
もしかしたら代謝そのものが止まっちゃったんじゃなかろうかとさえ思う。
しかし、そうなるとそれはそれで細胞の更新がなされていないというのであれば、これはもう滅びが控えているだけじゃないのサというやけっぱちの気分である。
何もそこまで徹底することもあるめぇに、物事というものは徐々に徐々にというのが自然の摂理なのだ。
それが大宇宙の法則っていうものである。
ったく、最近の社会の風潮と一緒で、何事にも性急で余裕がなさすぎる。

現実を直視するというのは間違ってはいない。
しかし、いくら目の前に現実が横たわろうとも、あえてその現実の受け入れを拒否するという道だってあるはずなのだ。
早い話が、本当は受け入れたくない現実がなぜそこに生じてしまっているのさ、という根本を見ずして、根本を正さずして現実を受け入れることは現実逃避であって、それこそ負け犬のなせる業でしかないんじゃないかとボクは思うのだ。
武士は食わねど高楊枝――とまではいわないけれど、やせ我慢っていう芸当はもともと庶民のものなのである。

何の話かって?
そりゃあ沖縄の辺野古の話ですよ。名護市長選の選挙結果で基地移設反対派が擁立した現職候補が敗れたのは残念である。
でもそういう投票をした沖縄の人の気持ちが分からないでもない。
いくら反対を続けてきたって、別の回答が得られるわけでもなし、国は現地の声を無視し続けるんだから今回のような結果が示されるのもムベなるかなでもあるのだ。

民主主義なんてなきがごとくにふるまう現政権の傲慢さと強引さはもう見たくない。
あんな政権の支持率が何で暴落しないんだ。ったく!








江ノ島沖はとても明るかったが風が強くて寒く、海にうねりはなかったのだが、風に押された波がしきりにしぶきを上げていた
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