自分の立場もわきまえず、自分の仕事をどれだけ傷つけることになるのかという想像力すら持てないから、こういう反社会的な出来事が起こる。
また野球賭博が発覚して、若くて前途有望な青年が表舞台から追放される。
日本のプロ野球12球団の中で最も人気の高いといわれるチームばかりから、こうした不埒な選手が見つかる。
このチームからは鼻もちならないエリート意識と傲慢さが漂ってくる。
他の11球団が首をかしげるような行為や考えだったとしても、この球団が言いだすとそれが通ってしまう。
何せ人気球団だからテレビは競って試合を放送してくれる。放送されれば相手チームにも脚光が及び、こんな選手もいたのかと知名度も上がるから人気商売の選手にはもってこいなのだ。
おまけに、このチームが相手だと主催試合の観客が増えるから興行的なメリットも高いのである。
したがって、長いものには巻かれることになる。
いけすかない金持ちのボンボンみたいだけれど、付き合っていれば小遣いもくれるし、美味しいものも食べさせてくれるから、面従腹背で付き合っているのである。
本来なら鼻も引っ掛けてもらえないような存在だということに、気付いていないんである。
確かにかつてはミスタープロ野球と呼ばれる選手や世界のホームラン王とまで形容される2人のスーパースターが同時に活躍していて、高度経済成長を続ける日本の夢と希望の象徴のような存在だったこともある。
それも今は昔。ロングロングアゴーなのである。
今や専属放送局と言われたテレビ局さえ、このチームを放映しても誰も見てくれないから、随分前から放映を止めてしまっている。
それが現実なのである。
にもかかわらず、このチームからは相変わらずエリート意識と傲慢さが漂ってきて、これはもう臭気と言ってよく、近寄ると息もできないくらいの腐敗臭なのだが、自分の体臭は自分では気がつかないのと同じことで、自分がそういう匂いを周囲に発散していることに気づいていないから、風呂に入ろうともしないのである。
何人かの若い選手はバカはバカの大バカ者ものに違いはないが、可哀そうにこの臭気に身も心も腐らせてしまった被害者とって良い。
チームの親会社は某大手新聞社で日頃偉そうなことを言っているが、高校や大学を出て野球しか知らないような青年たちの教育すら満足にできないことがばれてしまった。
その実、口では“球界の紳士たれ”などと八百屋で魚を求めるような事を口にして平然としているのである。
チャンチャラおかしい。
話は飛ぶが、12球団のうちセリーグに2つ、パリーグに1つ、地域名を冠さずに企業名を使っている球団があり、この腐臭球団を含めた2つは新聞社が親会社である。
地域密着という観点が欠けているものだから、少なくともその地域で尊敬されるような存在になりましょうね、という意識がない。
地域に溶け込んでいれば周囲のファンとの距離も近づくから、悪い遊びをしていればすぐに気付かれ、深手を負わないうちに抜け出せるだろう。
前途有為な若者をして、道を踏み外すなんぞということにはならないはずなんである。
この人気球団は親会社を変えた方がいいね。
そもそも新聞社というところは、自分が世の中の中心にいるんだと思いあがった存在なのである。
地域密着を理解できる会社に身売りした方が良い。
それがプロ野球界の害毒を消し去る唯一の処方箋である。つまり、今の体制に球団を持つ資格がないということである。
茅ヶ崎の里山公園にある古民家の雛飾り
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