3年ぶり…にウナギの蒲焼を口にした♪
3年ぶりとしたが、少なくともコロナが猛威を振るい出して以降、ただの1度もうなぎ屋ののれんをくぐっていないから、そこははっきりしているが、それ以前に食べたのがいつの事だったかとなると、これが定かではない。
もしかすると4年ぶり…いやっ、5年ぶり…ってなことになるのかもしれない。
昨日29日、山の神の誕生日に合わせ、ついでに6日前に誕生日を迎えた父親のボクにも誕生プレゼントだと言ってテークアウトの蒲焼を届けてくれた♪
実は23日の誕生日は土用丑の日に当たっていて腰を浮かしかけたのだが、山の神から「まだ4回目のワクチンを済ませていないし、何も大勢の人が殺到する日を選んで食べに行かなくてもウナギは逃げないわよ」と言われ、それも一理あると我慢したのだった。
届いたウナギはやや小ぶりで、持参した娘も「あらっ、ちょっと小さかったわねぇ。70代の老人ですって言ったら、じゃSサイズでいいでしょうて言われたのよ」と弁明していたが、味に代わりがあるわけじゃなし、身はそこそこにふっくらしていて食感も味もボクの知っているウナギそのものだった♪
おウナギさまとの久しぶりの邂逅に感激しつつ、冷やした辛口の日本酒とともに味わったのでアリマシタ。
ウナギというものはどうしてあれほどまでに美味しいのでせう。
若かりしころ、一人で四国の四万十川をカヌーで下った時、地元のこじんまりしたスーパーのようなところでビニールで真空包装されたウナギを買った。
馬鹿丸出しで店の人に「天然ですか?」と聞くと、怪訝な顔をされて「この辺りじゃ天然のウナギしかありませんけど…」といわれ、一言も無かった。
その晩、河原に張ったテントの脇で焚火の火に炙り、白焼きの状態でワサビをつけてちょっと醤油を垂らして食べたウナギの甘かったこと。
あの時、本物のウナギというのは何もつけずにただ焼いただけで「甘い」ものだということを痛感させられた。
その後は一度もあの味に巡り合えていないのが残念ではあるが…
それにしても、自分の家の家族3人分とわれら夫婦の分を一度に支払えば、若い夫婦には軽くない負担だろうから贅沢は言えない。
感謝あるのみで、思わぬことで久しぶりの味を楽しみ、それが娘からのプレゼントというこれ以上ない味付けだったのは、何よりだった。
おまけに同じ日の朝、山形の友人から大きな段ボール一杯の10数種類もの自家製野菜の数々が宅配院で届いた♪
去年「初めて作ったんだけど食べてみてよ」と言われて送られてきたコリンキーが今年も同梱されていて、さっそく野菜サラダに加えて食べてみると、これがまたシャキシャキコリコリした独特の食感が涼しくもあり、ウナギの脂っこさを和らげてくれて絶妙だった♪
元気で長く生きて来られると良いことがあるものだ、という見本のような日だと、しみじみ思うのでありました♪
用事があって炎天下の武蔵小杉に行き、高層マンションが林立する中を歩く
まぁ、風がそこそこ吹いていてくれていたおかげで、なんとか歩けたが、海辺の町で暮らしている身にはコンクリートで固められた街はもう完全な異次元の世界
都心に近く、住みたい街ランクで常に高い人気の街だけに若い人ばかりで、しかも日中からゾロゾロゾロゾロ大勢が闊歩していて、商業施設などに吸い込まれていく光景にいささか驚かされる