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平方録

フルフラワームーンからの贈り物

今朝も手抜き。
っていうか、フルフラワームーンが地球近くまでやってきて身体を寄せてくるものだから、あちこちが引っ張られ、特に液体部分はその影響が著しい。
その典型例が潮の満ち引きで、ちょうどボクが心肺機能の強化のために自転車で出かけたころが大潮の時間と重なった。
何せスーパームーンがもたらす大潮は半端じゃない。
由比ガ浜に出てびっくりしたのだが「えっ、浜辺ってこんなに広かったっけ ! 」と絶句するくらいに、波打ち際がはるかかなたに遠ざかり、白くて広い浜辺が出現しているではないか…

普段は由比ガ浜は横目でチラッと眺める程度でスルーだが、この時ばかりはモノハタメシと砂浜に下りてみた。
そして波打ち際まで歩いて行ったのだけれど、行けども行けども…って言うのは白髪三千丈の類としても普段の波打ち際がさらに100m超 !? も沖に退いていて、自転車を止めた岸は雲の彼方…んな訳はないか。
しかし、どこかオーストラリア辺りの白砂を船で運んできて由比ガ浜と材木座海岸にばら撒いた(そんな記事を大昔に読んだ記憶がかすかにあるんだよな)砂浜の白さは近隣の浜辺と比べて際立っていて、やっぱりよそから運んできたという話はあながち嘘ッパチでもない気がしてくる。
ここいら当たりの浜辺では波打ち際を歩くとサクラ貝が拾えたりするそうだが、足の裏にチクチクくるほどの貝殻の破片は落ちていなくて、砂浜はどこまで行ってもすべすべ。
あこがれる女性もいるだろうね。ン ?

隣の七里ヶ浜を隔てる稲村ケ崎でも大潮で(当たり前だけど…)普段は見たこともないような岩場が現れて、せっかくだからへっぴり腰ながら滑って腰でも打たないように海藻の類に覆われた岩の上を慎重に伝って低くなった海面近くまで下りて見た。
稲村ケ崎の普段の岩場の先の海底に下りたってことになるわけで、ボクの鎌倉暮らしも優に40年を超えるんだけど、初めての体験だった。
多分もう2度とやらないね。1度味わえば十分。
ところで、鎌倉を攻めた新田義貞がここで海と崖に行く手を阻まれ、黄金の剣を海に投じたところ潮が引き、海が退いた後の岩棚を伝って鎌倉市中に軍勢がなだれ込んだというのだが、スーパームーンの後じゃなくても大潮の日だったんだろう。
言い伝えと言うものには荒唐無稽なものばかりってわけではなく、科学的な裏付けが可能なものが存在するってことで、黄金の剣伝説の謎解きは案外簡単。

昨日のことだけど、裏駅に出る緩い下り坂の市道を自転車で走っていて前を走る原付バイクがあまりにゆっくりだったので、つい追い抜いてしまった ♪
速度表示を見たら35kmを優に超えていた。
我ながら元気なロージンだわいと思う反面、調子に乗り過ぎない方が身のためだぞという声も聞こえ…

半分以上来たって言うのに…波打ち際はまだ先の先

貝殻もロクに落ちていないすべすべの海底 ! が広がる(右端の出っ張りが稲村ケ崎)

遠浅だから波はあくまで静か

この辺りの海底は他と比べて一段盛り上がっているせいで波の抵抗も強いのか、砂紋が出来ている

はるか沖合に薄っすら霞む山影は伊豆半島

ホント、陸地が遠い

姫に会いたい…

稲村ケ崎の切り通しから見る富士山 国道134号線は大いに空いている

稲村ケ崎の展望台から富士山、箱根連山、江ノ島…

七里ヶ浜でも普段隠れている岩場が出現

海水が引いたばかりの稲村ケ崎の磯に下りて見た こういう景色は初体験 !
どこかに生き物が潜んでいるんだろうけどね


波が立つ辺りまでは比較的浅いんだろう

新田義貞の軍勢は海中から現れたこの岩棚の上を踏みしめて鎌倉市中になだれ込んだか 始めて見る光景


江ノ島も片瀬西浜も通りこして鵠沼海岸へ

鵠沼海岸の湘南海岸自転車道のスタート地点を過ぎた辺りまで来てコースを偵察したが、あちこちで海砂の堆砂が出来てコースをふさいでいて通行不能状態が長く続いている
管理事務所も今のところは除砂作業に手を付ける気もなさそうだ

砂浜で寝そべって休憩していると双発機が西の方角から超低空で飛来

大型連休中から海上で警戒中の巡視船を「ロックオン ! 」

何事かを期待した ? のだが、そのまま飛び去ってしまって面白くも可笑しくもなし
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