そもそもどこかに出かけても密を避け、出来るだけ人がいない所いない所をーと選んで歩くのだから、刺激なんてあるわけがない。
見方を変えれば世捨て人みたいなもので、それが高じていくと、そのうち人目を避けるようにさえなってしまうかもしれない。
コソ泥じゃあるまいし、そんなことは真っ平御免だが、せめて縄のれんをかき分けて焼鳥屋に入り、鳥の脂が焼けていぶってくる煙にしかめっ面をしながらも焼き鳥の串をかじりながら一杯やりたくてやりたくて…
例え一人でポツンとカウンターの端っこに腰かけて飲むにしたって、店は他の客でにぎわっていて、店中に楽しそうな談笑する声が響いているようなシチュエーションこそ好ましい。
いま日本国中を探したって、そんな店があるはずないし、提灯に火が灯っていたって客は一定の距離を取らされ、しかも「大声を上げるのは慎んでください」などと張り紙されているようなところでヒッソリ飲まされるんじゃ、何のための赤提灯なのかとがっかりさせられるだけだろう。
こういう時は仕方ないから焼き鳥の存在さえ忘れ、じっと我慢するしかない。
円覚寺から横田南嶺管長の色紙が送られてきた。
もちろんコピーだが、仏教詩人の坂村真民の詩が書かれている。
嵐はかならず
去る
火はかならず
消える
夜はかならず
明ける
このことがわかれば
大抵のことは解決する
この詩を選んで色紙にしたためた管長さんの意図は明白である。
まっ、そういうことなのだ。
これから先、さらに気を引き締め直さなければならない雰囲気である。
どこかの政府が進める政策のアホらしさは、あごが外れるほどだが、あれ、正気なんだろうか ?
アベなんちゃらを筆頭に、あれが国民のためになる施策だと本気で思っているんだろうか ?
「刺激」について書き始めたのは、密を避けなければいけない生活がずっと続くと日常生活から刺激が薄れてブログの材料にも事欠き始めるものだーと手抜きの理由にするつもりがとんだ方向に脱線してしまった。
霞が関や永田町方面を見渡すかぎりネタには困らないってことだけれども、そんなことをしていたら毎日毎日来る日も来る日も同じパターンの繰り返しに堕しかねない。
書く方だって読まされる方だって、それじゃヘキエキしてしまう。
ヘンな話になってしまった。まっ、今朝はこの辺で…
昨日は午前中にちょっと雨が降った
朝ごはんを終えて新聞を読んでいたのだが、雨が上がったので折り戸を開いたところいきなりトンボが部屋の中に闖入してきた
仕方なく折り戸を開けたまま出て行ってもらうのを待ったのだが、悠然と部屋の中を飛び回って出ていくそぶりがない
雨宿りのつもりなら既に雨は止んでるよ、早く外に出てよ、しめちゃうぞ ! という気持ちでいたら、しばらくしてようやく外のあることに気付いたらしい
外へ出ようとしきりにガラスにそって力の限り羽根をばたつかせている
どうよ、この焦り方 羽根の回転が激し過ぎて写真がボケるほど ?
「なんだよぉ~ どうなっちゃったんだよぉ~ 前に進まないよぉ~」
くたびれ果てて、一旦休止 枠に止まってハァハァゼイゼイ
「おいおい、そんなに慌てんなよ 落ち着け 羽根がよじれちゃってるじゃないか」
この後、なんとか外に飛び出せましたとさ やれやれ
見出し写真は「コンロンカ」という花 「崑崙花」と書く
熱帯原産で白くなっているのはガク まるでハンゲショウのよう
今年初めてわが家の鉢物に加わった