県の水産資源センターのホームページを見ていたら、そんな調査結果が掲載されていて「ほぅ~っ! 」と思った次第。
それによると神奈川県のマイワシ漁獲量は1984年に22,000トンものピークを経て、2003年には何と198トンにまで激減したんだそうだ。
最近でも1,000トンから4,000トンで推移していて、低迷は長引いているという。
それが、今年3月にセンターの調査船江の島丸が三宅島周辺で実施したサバ資源調査で、サバに交じって体長20~30センチの大量のマイワシ産卵群が漁獲されたんだという。
三宅島を含む伊豆諸島北部海域はマイワシの産卵場のひとつで、3月はマイワシの産卵時期だが、これまでこれほどのマイワシが捕獲されたことはないんだそうな。
さらにうれしいことには、3月11日に解禁された「湘南シラス」で有名な相模湾のシラス漁ではセンターの3隻の標本船のマシラス漁獲量が3隻合計で5トンもあり、これは2001年以降最大なのだそうである。
昨年12月に、国立研究開発法人水産総合研究センターの調査で、マイワシの太平洋系群の漁獲量が回復基調にあることが報告されているそうだが、それを裏付ける結果にもなったということである。
マイワシは数十年単位で漁獲量が大きく変動することが知られているが、今後は80年代のように大量に漁獲される時代が巡ってきそうだと、報告は結んでいる。
これは何という朗報だろうか。
確かに、昨年とは大違いで、今年はシラスが良く獲れているようで、もちろん天候に左右されるのは他の魚と同じだが、ほしい時には概ね手に入るようになっている。
しかも、漁場と漁港の近くに住んでいるのだから水揚げ直後のとびっきり鮮度の良いものを手に入れられる。
ちょっと贔屓目、欲目的なところ無きにしも非ずだが、脂の乗った新鮮なイワシの刺し身はタイやヒラメなどの高級魚にだって勝るとも劣らないと思っているのだ。
EPAだって沢山含まれているから動脈硬化を防いでくれたり、安価な健康食品なのである。
お陰で酒は美味しいし、値段も安いし、健康的だし、シラスはもちろんのこと、これ以上望むべくもないくらい庶民の味方なのである。
地元で獲れたものを、新鮮なうちに食べる贅沢さ! これに勝るごちそうはないんである。
願わくば、これに加えて緑鮮やかなソラマメのゆでたものでもあれば、夕餉は言う事なしじゃないの。
ところで、グリンピースご飯が大好物のひとつなのだが、今年は1度も口にしていない。妻に聞くとスーパーでも見かけないんだそうである。
これは一大事、どうしちゃったんだろう。手に入らないとなると、一層食べたくなるじゃないか。もたもたしていると旬も過ぎちゃう!
三浦海岸駅前の道路を海岸に向かって3、4分歩いた右側にある回転ずし店の地魚にぎりのランチセット。あら汁がついて地魚ばかり10カンが1026円。地魚にぎりは安くてもレベルは高い。寿司桶の一番奥がマイワシ。この日は他にキンメダイ、ヒラマサ、アジ、カマスだったが、一番おいしかった!
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