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平方録

一瞬チョンボしちゃったけど…

とにかく、特効薬がない現状でコロナに対抗していくには、とりあえずワクチンに頼るしかない。
人口規模がそこそこで、役場に優秀で機転の利く職員が少数でいいからいてさえくれれば、住民は大人しく順番を待っていればすぐに接種の順番は回ってくるはずである。
わが町鎌倉の場合は人口が17万人余りだから特別多い訳でもない。
比較的裕福な市民が多く住んでいて、住民税や市民税は他の町より高いことで知られる。
つまり、住民は他の町に暮らすよりも高めの負担を強いられているのである。
行政サービスに注文を付けるのはごく当たり前のことで、住民の当然の権利でもある。

だが、現実は往々にして裏切られる。
鎌倉の場合、住民サービスに関して「満足」と答える市民が果たしているのかどうか。
それくらい、市民の間には行政サービスに対する不満がくすぶっている。
今度のワクチン接種にしても、65歳以上の高齢者に対する第1回目の接種申し込み受付開始が市の広報紙や新聞報道などで「〇日午前9時から」と周知されてきたにもかかわらず、午前零時からこっそり申込受付をして、2000人に達した時点で一旦その窓口を閉め、何食わぬ顔で午前9時から‶初めてのような顔をして〟受付を開始したのだった。

誰がこの午前零時開始で利益を得たのか…
もちろん推測の域は出ないが、町の有力者や長老議員諸侯、それに便乗した市役所の幹部職員ら関係者がその家族や一部の友人に「内緒話」と断ったうえ、午前零時の抜け駆けで何の苦労もなく予約を完了してからベッドに入ったはずなのである。
この悪知恵を考えたやつの知恵は残念ながらそこまでで、接種申し込みサイトに「午前零時からの申し込みは一定数に達しましたので一旦休止します。次は午前9時から再開します」とご丁寧な足跡を残していた。
これを見たボクを含めた市民は怒り心頭に発し、「何だ零時からって!」「どういうことだ!」と事態が発覚、市役所に押しかけるなどしてひと騒動が起きたのだった。

65歳以上の高齢者に対する2回目の申し込みだった今回は2万5000人分を用意したとかで、今朝早く申し込みサイトを覗いたら、前回のように短時間で締まってしまうことなく開いたままだった。
大手町や丸の内をはじめ、東京に通っていた勤め人が多いこの町では市役所の対応にあきれ果てた高齢者が、かつてのように電車1本で1時間ほど揺られれば済む東京の大規模接種センターに行ってサッサと接種を受けて来たのに違いない。

好況に関するものはすべからく公平・公正でなければならず、それが崩れたらどうなるか…
その任に当たる公務員はよくよく肝に銘じて置かなければならないはずなのに、その防波堤から意図して水漏れを起こすなどというのは許せない。
英語で言えば公務員はパブリック・サーバント、「市民のシモベ」って意味だろう。
憲法をはじめとして様々な法律をきちんと順守して住民のために奉仕する、それが公務員だって理解した上で公務員を選択したはずだ。
真面目にやってもらいたい。

今回は受付開始1分で申し込み完了になったが、証拠写真をとたりしているうち、確保した日が都合の悪い日と重なっていて、慌ててキャンセルし、予約を取り直すというチョンボをしてしまった。
しまった!と思ってやり直した2度目は空振り、3度目に「予約完了」を確かめたのは9時5分だったから、時間的には素早いリカバリーで予約を完了できてホッとした。
枠さえきちんとしていれば、誰だって楽に予約が取れるのである。

今回、鎌倉市がコソ泥みたいなことを平気でやった、ということを決して忘れないよ。


今朝の日の出は4:26、日の入りは18:59
間もなく夏至を迎える今ごろが最も日が長い頃 
今朝は梅雨空も一休みできれいな朝日が昇るところを目撃した
見出し写真が4:43撮影、こちらは4:44撮影
スマホのコンパスで見たら真東より北に29度寄っている位置から顔をのぞかせた


こちらは昨日の午後4時過ぎの片瀬西浜海岸 雨が止んで雲が切れて来た

日が沈むまではまだ3時間近くもある

チョッピリだけど梅雨明けの雰囲気


傾き始めた太陽に真っ白な灯台が輝く この灯台脇右手のヨットハーバーが五輪ヨット競技の拠点となる

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