海辺のサイクリングロードを風を切って走っていると、所々で海辺に咲く花が群れ咲いている光景に出くわす。
例えばハマダイコン、ハマエンドウ、ハマヒルガオ、テリハノイバラ、ハマゴウ…etc、
そして所々にハマナスやハマカンゾウが混じり、秋になればイソギクが現れる。
この時期、ハマエンドウは終わりかけているが、ハナダイコンは盛りを過ぎたとはいえ、まだまだ元気。
そんな海辺の景色にいよいよハマヒルガオが加わり始めた♪
バラと一緒で5月に最盛期を迎え、7月くらいまで咲き続けて、目を楽しませてくれる。
10年くらい前まではわが鎌倉・七里ヶ浜の国道134号沿いの浜辺にも所々にちょっとした群落があったのだが、江ノ電の鎌倉高校前踏切周辺の道幅拡張工事の余波で消えたり、砂浜が侵食されてやせ細ってしまったせいで生息地を奪われたままになっている。
工事前のアセスメントでは海浜植物の生態保全を掲げ、工事後の復活を約束しているはずだが、いい加減なものだ。
そんな中で健在なのが茅ケ崎市柳島海岸一帯の群落。
今朝の写真はその柳島海岸の光景だが、つやつやした緑の濃い葉が密集している中に薄いピンクの朝顔に似た花がポツリポツリと咲き出していて、今年も大いに楽しめそうなのが嬉しい♪
ここで花を押しつぶさないように気を付けながら寝っ転がって真っ青な空を見上げたり、目を閉じて波の音を聞きいている時間は掛け替えのないものとなる。
こういう場所がもっと増えるといいのに…
この光景の奥、さらに西に進んだところに、その花園は存在する
まだほんの咲き始めだが、群落の所々で花が咲き始めている
最盛期になると、この場所は一面花で埋め尽くされる♪
ここまではわが家から17kmくらいだから時間にして1時間少々
花を押しつぶさないように、まばらなところを見つけて寝そべり、目を閉じると気持ちがいい♪
シンプルだがチャーミングな花だと思う
涼やかなピンク色だと思う
透き通るようだ
この密集ぶり
こういう密集したところに寝そべると、フカフカした感じがして気持ちいいのだが、花を押しつぶしているのが分かるといたたまれなくなる
今年も何度でも来てみたい♪
ほんの10年前までは近くの七里ヶ浜にも群落があったのに…
自転車道のすぐ脇にこんな花が2株花を付けていた
花を近づけて香りを嗅ぐと、とても良い香りがする
ただし、香はほのかに香るのではなく、鼻を少し近づけただけでも鼻腔に届く強いもので、これまで経験したことのない香りである
ネットで散々調べ、現れる画像と見比べてみたのだが、ヤエザキスイセンに似ていると思ったが、花弁に黄色い筋が走る花は見つけられなかった
スイセンにしては咲く時期が少し遅いんじゃないかとも思える
はて…この花の正体は一体…?