12月に入って一気に気温が下がったせいで夜明け前の部屋は冷え切っていて、いくらガスストーブが勢いよく燃え出しても体はなかなか温まらない。
冬以外の季節なら寝ぼけまなこをしていても、気付け薬をひと口すすると目が覚めたものだが、今、同じ効果を得ようとするとひと口どころかグラス何杯にもなってしまうだろう。
そんなんでは身体が暖まるころにはきっと酔っぱらってしまっているはずで、オハラショースケさんでもないのでその選択は取れない。
で、起き抜けにすることと言えば歯を磨きながらやかんで湯を沸かすのがこのところのルーティンになった。
熱い飲み物をいれるためである。
今朝はルイボスティーのオレンジテイストってやつにしてみた。
ルイボスティーにオレンジの香りを加えたやつだそうで、確かに入れた直後の湯気にはほのかな柑橘の香りがまざっていたし、実際すすってみるとなるほど酸味が感じられた。
好みかどうかは別として、熱い液体が喉を通過して胃袋に到達すると体中にその熱が伝搬して行くように感じられて、寒い冬は気付け薬よりも目覚まし効果は高いように思われる。
昨日はペパーミントティーだったし、その前はストレートの紅茶。何れもティーバッグだから簡単なところがいい。
その前は耐熱ガラスの小さなポットにほうじ茶の茶葉を放り込んで飲んだ。
このほうじ茶の香りはなかなか素晴らしく、さすがは京都・一保堂謹製だけのことはある。
ココアも試してみた。
牛乳で溶いて砂糖をたっぷり入れて作る本格的な奴。
暖まるけど手間がかかるし、朝の目覚ましにはいささか「切れ」と言うものがない感じで、ちと物足りない。
午後のお茶とか、寒い日に外出から戻ってホッとする時などにはいいだろうが…それで1度きりしかやっていない。
コーヒーはそれほど好きじゃないし、何杯も飲めそうにないことと、インスタントでは満足できないだろうから手を出していない。
今朝のオレンジテイストのルイボスティーに同じ柑橘系のコアントローをやや多めに加えてみたら、香りがさらに引き立ち、アルコールが加わったせいで身体の血のめぐりも更によくなった気がする♪
ただし、禁断の味ってわけではないが、晩酌を欠かさない身で毎朝これをやるのは「アル中」の汚名を着せられるのを覚悟しなければいけないかもしれない。
紅茶にはウイスキーやブランデーのひと垂らしが舌も気持ちも盛り上げるが、ちょうど切らしてしまっている。
間もなく正月を迎えるし、熟した柿を食べるのにも欠かせないので調達してこなくては。
差し当ってアイラ島の癖の強いラフロイグあたりにしておこうと思う。
散歩がてら、いそいそと買いに行ってこよう♪