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平方録

2色の景色に染まる

1月往ぬる 2月逃げる 3月去る…なんていうけれど、1月があっという間に過ぎ去るなんて感覚を抱いたことなんか生まれてこの方1度も無い。
確かに2月、3月がアッという間に過ぎ去る感覚はある。
しかし、1月ののろさと言ったらイラつくほどで、昔の成人式の15日辺りになると、決まってひと月が経過したように感じられても、まだ半月しか経っていないということが分かるとガッカリを通り越して辟易させられたものだ。
この感覚は現役時代からのもので今も変わらない。
1度でいいからあっという間に過ぎ去る1月とやらを味わってみたいものだとつくづく思う。

それにしても昨日は暖かかった。
アメダスによる湘南海岸(辻堂)観測点の最高気温は15:00の17.8℃。東京や横浜では19℃に迫るほどだったとか。
昼少し前、澄み切った青空と暖かな空気に誘われて、短パンの下にタイツを履いて湘南海岸自転車道のパトロールに出かけたのだが、3日間もどんよりした雨雲に閉じ込められ、冷たい雨に家から出るのもままならずじっと縮こまっていただけに、その解放感たるや格別なものがあった。
南の風が少し吹いていたが、自転車道は東西に延びているため、風は身体の真横で受けるから、向かい風にも追い風にもならず、邪魔しないのが感心である。
というか、そよ風のようなものでかえって心地よかった。

これが大寒の最中でなかったら、もっと気持ち良かったろうが、「この暖かさの理由は那辺にありや」ってところが引っかかる。
単なる暖冬異変なのか、それとも地球温暖化がのっぴきならない段階に差し掛かろうとしているのか…
澄み切ったこの上ない「青と真っ白」な世界に染まりながらも〝身も心も洗われるような〟というようにはいかなかったのは、そのためだろう。
ニンゲンって、賢いようで愚か、愚かなようでいて賢いところも…
どっちでもいいけど、この青い地球はかけがえのない大切なものなんだってことが今は重要だろ。
他に優先すべきことってある ?

今朝はこれ以上文章を紡ぐのが面倒だ。
代わり映えしない写真ばかりを並べるが、ボクはこの湘南海岸の富士山が見える「青と白」たった2色の景色が好きなんだ。












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