思うところあって3週間前にわが愛車にドライブレコーダーを取り付けた。
クルマの各種部品やらアクセサリーやらを扱っている店に行けばピンキリで様々なドラレコ機種が並んでいるらしいから、1万円くらい投資すればそこそこのものが買えたと思う。
しかし、わが愛車のフロントガラス周辺にはすでにカメラが3つも固定されていて「前方監視」を行っている。
最近流行の自動ブレーキの草分け的なメーカーの車だから、これは致し方ないことで衝突の危険が迫れば被害の軽減に貢献してくれるはず。
一方でこの装置は付随的な恩恵をもたらしていて、高速道路などでは一定の速度を設定すると、アクセルやブレーキペダルから足を離していても前方の車の加減速に応じてわが愛車にも勝手にブレーキがかかり、はたまた勝手にアクセルをふかして加速するので、運転するボクはとても楽チンである。
カーチェイスまがいにビュンビュンぶっ飛ばしたい輩にはとてもなじめるものではないだろうが、A地点からB地点にソレナリの速度で他のクルマと競うこともしないで到達しさえすれば十分と思っているボクには何の不満もない。
まだカーブは曲がってくれないのでハンドルはしっかり握るとして、それ以外は一応戦後左右の車の動きに注意を払っているだけで済むというのは、運転する距離が長ければ長くなるほどその効力を発揮して、運転する側の負担を軽減してくれる。これ実感!
来年中には自動運転車を登場させると明言している日本のメーカーがあるが、あながち誇大妄想でも大言壮語でもなく、一定の限られた条件の下ではそれも可能になるんだろうなぁという期待はボクにもある。
何せ人工知能が飛躍的に活躍の場を広げているのだから、ボクのような化石アタマでは理解不能なことばかりが出現しても何ら不思議ではない。
人工知能がさらにすごい人工知能を作り出すような社会になっていくんだと思うと、ヒトの存在そのものはいったいどうなっちゃうのサって思いも消えないけれど、何はともあれ技術の進歩は当然で、もっとすごいものを味わいたい。
そういう不思議でスゴイ世界にもっと浸らせておくれ。
どこかで以前に聞いたか読んだかしたものの中に、技術の進歩が進むと「シンギュラリティー」と呼ばれるものが出現するらしい。日本語に訳すと「技術的特異点」と言うんだそうだが、ある地点まで技術が到達すると、そこから先は難題課題は何もなくなって、片っ端から解決できてしまうんだという。
だから、現在不治の病だなんて言っている病気はすべてなくなり、治療できるようになるらしい。
その代わり新たな感染症が地球上を覆い、これによってヒトはバタバタと倒れていく。そういう新たな敵との遭遇が待ち構えているってんだから、空恐ろしいことではあるが、時代というものはそうやって大きな変化というのが時に出現して世の中の景色を塗り替えていくってことなんだろう。
恐竜が絶滅して、ヒトが空を飛ぶようになり、やがて月にまで到達し…(恥ずかしながらボクの理解ではこんなところです)
そんな人類が目に見えない感染症のウイルスによってなすすべもなくバタバタと倒れていく…
さて長々書いちゃったけど、書こうと思ったのはこちら。
ドライブレコーダーに記録された映像がどんな風に写っているか、メモリーを外してきてパソコンで見てみたんですナ。
すると前方風景は普通に写っていて、暇なときに眺めるには面白いかもしれないって感じ。片や後方を記録した映像も映ってるんだが、これが「?」。
何と右側の車線を走っているように映っちゃってる。まるで鏡の向こう側に回って普段見慣れた景色を見ているようなもので、頭がおかしくなりそう。
外国の道路走っているわけじゃじゃあるまいし、取り付けミスだぜこいつは。
おそらく取り付けを頼んだディーラーの担当者のチョンボだ。
ヤツラ今のんびりと長い休みに入っていて、電話も通じないから確かめようがないが、ったく役立たずらめが!
最近やたらとリコールが多いのも全社的な弛みで、構造的な問題を抱えていると知るべきだね。
何が全米最高ランクの安全装備だ、聞いてあきれる。
昨日の朝の雨に濡れた「空蝉」
おまけ。庭の片隅で山から採ってきたホウチャクソウが咲いた
◎見出しの写真は04:54の東の空。太陽はまだ右側の山越しに登って来るが夏至になるとビルの左の三角の出っ張りの辺りから顔を出すようになる