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平方録

夏の賛歌

向日葵は金の油を身にあびて

  ゆらりと高し日のちいささよ

 

向日葵の花が真っ青な空に向かって顔を上げ、すっくと立ちあがっている姿を見ると、決まって前田夕暮のこの生命感あふれる歌が浮かんでくる。

歌人の大岡信が「『金の油を身にあびて』には、太陽さえ小さく見えるほどの盛んな花の命への賛歌がある」と激賞していて、まさに平明な表現ながら見事だと思う。

だから夏大好きニンゲンにとってはテーマ曲のようでもあり、且つ、どうしても欠かせない夏賛歌の歌として、年に一度は必ずどこかでこの歌を取り上げたいなと思っているのである。

近隣の鎌倉野菜の畑の中に十数本のヒマワリがポツリポツリと咲いていて、恰好の被写体になってくれてもいる。

今年も大風になぎ倒されることもなく、ゆらりと立って金の油を全身に浴びている♪

お陰でボクも元気だし、今年の夏も「いい夏」だと思う。

 

今朝は円覚寺の説教坐禅会の日。

月に一度だが、横田南嶺管長の説教を聞き、その後坐禅会が開かれる。

コロナ前は月に3度、第4日曜日を除き管長の出番があって、その都度出掛けていたのだが、コロナ後は1度になってしまって物足りないのだが、管長は相当忙しい身らしく、やむを得ないことではある。

とにかく、集中して坐ってこようと思う。

 

ヒマワリと入道雲


向日葵は


金の油を身にあびて


ゆらりと高し
 

日のちいささよ


 
 

コメント一覧

heihoroku
その昔「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた時代、巨人の長嶋茂雄の人気を妬んだ捕手兼監督がいました。そして「あいつはヒマワリだが、どうせ俺は陽の当たらない月見草」と言ってイジけたのです。
ちょっとしたことで人を妬みたくなることもあるかもしれない、しかし、それを口にするなんて…と呆れたものです。
人は人、自分は自分でいいじゃないか。月見草の方が好きだって言う人もたくさんいるだろうに…
見苦しいことでした。
アミ
生命観に満ち溢れている🌻。
夏の代名詞ですね!
と言うことは、「平禄氏=🌻」ですね!
台風に負けないように、元気でパトロールしてくださいませ♪
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