わが家から歩いて7~8分の所にある最寄りバス停は複数路線の分岐点にして折り返し停留所にもなっている、要の停留所である。
若かりし頃は通勤で利用し、「毎日が日曜日」になった今はぶらりとどこかに遊びに出かけるときに欠かせない停留所でもある。
このバス停でボクがいつも"愛いやつ""好ましい存在"と眼を細めてきた江ノ島線が来月から廃止になるという。
廃止になるのは平日だけで、これまでだって1時間に1本走っていればいい方で、時間帯によっては2時間近くも間隔が空いてしまうなど、使いにくい路線ではあったが、時間さえ見計らって出かければ重宝な足だった。
特に、江ノ島から帰るときは島内の参道のすぐそばからバスが出ていたので、それに乗りさえすれば長い橋をテクテク渡る必要もなく、20分足らずで直帰できるからチョー便利だった。
廃止の理由は運転手不足を第1に上げ、次いで利用客の減少も加えている。
確かに、平日の便はほぼガラガラで"空気運搬便"になってしまっていたから、やむを得ない面はある。
一方で土日の便は残ったといっても、ジジイが行動を起こすのは平日が中心で、現役世代の邪魔にならないように人が大勢出る土日の観光地や繁華街にはなるべく近寄らないようにしているから平日のバス路線廃止は困りものなのである。
もう少しジジイ度が上がれば、運転免許証も返納してクルマを手放さなければならなくなる日もやって来るだろう。
あぁ、それなのにそれなのに…
こういう理不尽ともいうべき状況がほかにも波及していくようだと、免許返納どころか、いつまでたってもクルマを手放しにくくなる。
時代は間もなく、有史以来未曽有のロージンだらけの世界に突入していくというのに…
今回は特に江ノ島路線について書いたが、わが身の回りではバス路線は押しなべて本数が減り、使いにくさが増している。
最寄りのJR ターミナル駅からの路線でさえ、日中に1時間以上バスがない時間帯があって、人里離れた山奥のバス停じゃあるまいし…と思ったりする。
こうして日本の社会はいろいろなところから縮んでいくんだろうな。
近所の池と森の公園のカラスウリ
ここにも
あっ、あそこにも
まだ緑色が残っている
まだ"ウリ坊"
一つだけ失敬してきた
おまけ ヒメコウゾの木にキボシカミキリがいた