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平方録

小春日和と指先の傷

ここ数日、利き手の右の親指と人差し指のそれぞれ先っぽに、小さいのだがカミソリでスパッと切り裂いたような傷ができ、折に触れて飛び上がるような痛みを届けて寄越す。

刺すような瞬間的な痛みなのだが、鋭敏な指先からの刺激は飛び上がるほどに痛い。

部位が部位だけにばんそうこうではしっくり傷を保護できないので、液体絆創膏を塗ったのだが、これがあまり良くなかったようで、傷口がなかなかふさがらない。

たった数ミリの傷に悩まされている。

 

指は片手に5本あり、合わせて10本の手指と言うものを持っているのだが、今度のことでこの2本の役割が如何に重要か、今更ながら骨身に染みて知らされることになった。

例えばブログを書くために打つキーボード。

ボクはアルファベット入力しているから両手打ちが便利である。

むろん小指も含めて10本がそれぞれ役割を持っているが、わけても右の人差し指の担う役割は小さくない。

ところが、時々この人差し指の最先端に激痛が走るとしたら…

 
そんなわけで今、右手の2本を遊ばせながらキーを打っているのではなはだ窮屈と言うかぎこちない。
打ち間違いが多く、実にまどろっこしい。
振り返ってみれば、頭に浮かぶ文章をよどみなく流れるように打ち込めている時は文章の切れも悪くないし、読み直した後の流れやリズムも悪くない。
何より短時間で片が付く。
これがつっかえつっかえ、ああでもないこうでもないと七転八倒しながら書いたのでは時間ばかり取られた挙句、箸にも棒にもかからない。
何が言いたいんだ、ということになってしまう。
文学作品をものしているわけでもないし、実用的な文章を書けばいいだけのことだから、それには流れとリズムが重要だと思っている。
頭の中が整理されていればいいだけの話である。
日常生活を振り返ってみれば、このほか様々な動作に親指と人差し指がかかわっているのが分かるし、それがたった2本の指先に不具合が生じただけですべて狂ってしまうのだから、この2本の指の重要さは群を抜いている。
 
それにしてもどうして指先にこんな傷が出来たのか。
真冬に空気が乾燥してくると指先がひび割れしたりすることはあるが、今回のようなケースは初めてで理解に苦しむ。
子どもの頃、笹の葉で遊んだりしている時に同じように指先を刃物でスパッと切られたような傷を作った経験をした覚えはあるが、笹の葉をいじくったりもしていないし…
ミステリーである。
 
そんなわけで、キーボード叩きはさっさと切り上げてしまいたい。
 
 

雨が降るかもしれないという予報はどこへやら、風も無く良く晴れ上がったので久しぶりのパトロールに出たら相模湾越しの箱根連山上空には積乱雲のような雲が


箱根連山の北側寄りには富士山が見えるはずが…


更に北側の丹沢山塊の上にも積乱雲のような分厚く盛り上がる雲が折り重なっている
 

今日9日は関東を寒冷前線が通過するため大荒れの予報が出ている 昨日の相模川河口にはその予兆のような空気感が漂っていた


ただ東の方向を振り返ると江ノ島の上に綿雲がぽっかり浮かび晩秋ののどかさそのもの まさに小春日和そのもの
 
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