見出し画像

平方録

何という律義さ

午前4時に目覚まし代わりのラジオが鳴り出し、眼を開けると掛け布団の上にこうこうと月の光が差し込んでいた。

 牀前看月光

 疑是地上霜

 挙頭望山月

 低頭思故郷

まさに唐の詩人李白の「静夜思」が描く情景そのもので、布団の上は雪が積もったか霜が降りたかのように真っ白である。

寝室の西側に3つ並んでいる縦長の細い窓は、普段なら加湿器の吹き出す水分で結露が出来て月明りもぼんやりとしか届かないのだが、今朝は加湿器が動いていなかった。

前夜、セットし忘れて寝てしまったらしい。

いよいよボケが高じて来たものか…

それにしても今朝は寒かった。

隣町の海辺にあるアメダスによれば、今朝4:21に-1.2℃まで下がったらしいから、多分、今冬一番の冷え込みだと思う。

ちなみに一年前のブログを開いてみたら、「午前7時に-3.7℃!」という記述を見つけたから、これは別格の寒さだとしても、この時期は暦通りの寒さがやって来るもののようである。

季節が律義に規則正しく前に進んでいる事のしるしだろう。

寒さの底を抜ければ、もう後は春を待つのみ♪

去年のこの日のブログは浄妙寺のセツブンソウを取り上げていて、昨日はたまたま「そろそろのはずだがなぁ」と思いをはせたものだった。

数輪が咲いていたのを大いに喜んでいるのだが、今日あたりのぞいてこようかという気になっている。

長谷の光則寺でも咲くはずだが…

 

円覚寺・如意庵の竹林



 





 

コメント一覧

アミ
お互いに、律儀と言うか、規則正しいと言うか、暦通りの生活。
精神的にも、肉体的にも、これが一番!
変化が無いのが、楽ですね~! 

竹林を見ると、涎が…。
筍、目がありません!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「随筆」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事