ソメイヨシノが盛りを過ぎると、待ちかねたようにわが家のジューンベリー(またの名をザイフリボク)が満開を迎える。
名前の通り6月まで待ったらどうなのさ、とも思うが、どうも年々花の盛りが早まっているように感じられるのは、やはり温暖化の影響なのかと、チラッと思ったりする。
6月とまでいかないものの、数年前までは大型連休の頃に盛りを迎えていたような気がするが…
花が終わると小さな赤い実をたわわに実らせる。
サクランボほど大きく立派ではないが、グミよりは大きい。
水気の多い実で、口に入れて歯を立てると簡単に水分がほとばしり出て、ほのかな甘みが口中を満たす。
一丁前にタネがあっていちいち吐き出すのが面倒なこと、実の付いた軸からそぎ落として口に入れなければいけないこと…等々、ひとつかみしたものを口に放り込めば済むという具合に行かないのが、いささか面倒でもある。
玄関のすぐ脇に植えてあるので、外出する時など2、3粒もぎ取って口に入れ、ぺっぺとタネを吐くので、行儀が悪い。
ホワイトリカーに漬け込んだことは1度や2度ではないが、やり方がうまくないのか、真っ赤できれいな液体が出来上がるが、肝心の味はもともとのホワイトリカーの味しかしない。
極小の花しか咲かせないキンモクセイを漬けたものですら、心がほどけるほど金色の魅力的な色合いとともに、味もすこぶるおいしいのだが、足元にも及ばない。
植える樹種の選定を間違ったとしか言いようがない。
そんなわけだからかどうか、鳥に食べ尽くされてしまうようなことも無く、見向きもしないと言った方がいいくらいなのも気になるところだ。
そういやぁ、思い出した。
どの木を植えるかあれこれ迷っていたら、植木屋に「『財降り木』って言うくらいですから、家に財が溜まりますよ。縁起の良い木ですよ」とかなんとか言われたっけ。
なんてことはない、欲に目がくらんだだけの話じゃないか。
昨日あたりから、一部で花びらがほどけだして風に舞い始めた。
爛漫の春は速度を上げ始めている。
今年の花付きは悪くない
日曜日の湘南海岸・片瀬西浜には久しぶりに賑わいが戻った
浜辺は見渡す限り人、人、人…
波がないのに大勢のサーファーが繰り出して…
分かるかなぁ~? 富士山が見えているんだけれど…
江の島沖ではヨット教室だろうか
波はなく、風はそこそこ吹いていたから絶好のヨット教室日和じゃなかったろうか
長閑な春の海