見出し写真は玄関の下駄箱の上に並んだ秋の実りの名残の数々。
クリ、カラスウリに加えてご近所の庭から届いた葉の付いたユズとそれより一回り大きいライム…
今夕はこのユズを風呂に入れてユズ湯で暖まろうと思う。
ボクにとっては遂にこの日がやってきた…と言っても過言ではない。
それくらい待ちわびた日である。
南へ南へと遠ざかっていた太陽がこの日を境に北回帰線に向けて戻り始める、まさにその日を迎えたのだ。
もうこっちのもんだ。
国立天文台によれば今日12月21日の日の出は横浜で6時47分、日の入りは16時32分で昼間の長さは1年で最も短い9時間45分しかない。
そして明日の22日になると日の出時刻こそ6時47分と今日と変わらないが、日の入りが1分遅くなって16時33分になり、昼間の長さが1分長くなる。
そして大みそかには日の出が6時50分と3分遅くなる代わりに日の入りは16時39分と7分も延びるから昼間の時間は今日より4分も長くなる ♪
寒さはこれからが本番なのだが、そんなことは大した問題ではない。
もう日は長くなる一方なのだから、ひかりの春に向けてまっしぐらだ。
光の春に誘われてウメの花が咲けばウグイスも鳴き始めるし、やがて光だけじゃない本物の春がやって来て地表には野の花が咲きこぼれだし、梢の先では満開のサクラが枝をゆさゆさと揺らすだろう。
まさに「一陽来復」。
ボクはこの言葉が大好きで、目の前がパ~ッと明るくなる気分である。
夏が去って以来、寂しさが募る一方だったボクの心はようやくなごみ始める。
「陰が極まり再び陽に還る日」とか「上昇運に転じる日」とか世間でもこの日を特別視しているようである。
運気がどうとやらよりボクには春が1歩1歩近づくだけで十分 ♪
昨日の日の出前、今冬初めて氷点下0.9℃を記録してビックリしたが、今朝も-0.4℃と連日の氷点下を記録している。
暖かな南関東の海辺の町で師走にこんなに気温が下がったのは記憶にない。
でも、一陽来復を目前にした昨日から庭のつるバラのせん定を始めた。
地植えにしている株立ちや鉢植えの株は年が明けてからやれば十分だが、手間のかかるつるバラ5本はせめて北風の吹かない日を選んで出来るだけ年内にやってしまおうと思う。
手始めに「ニュードーン」から手を付けた。
今年は良く花をつけてくれたが、長引いた梅雨とその後にやってきた猛暑のお陰で1度葉が落ちたりしてだいぶくたびれているのが心配である。
せん定作業は皮手袋をしてトゲが刺さらないように注意して進めるが、シュートを結束する時に皮手袋を付けたままだと紐が結びにくいので、その時だけ利き腕の右手袋を外すのだが、案の定傷だらけになってしまって風呂に浸っているとヒリヒリ痛む。
でも、このヒリヒリ感というものもまた、春に向けて日足の伸びとともに1歩1歩先に進んでいくうえで噛みしめる嬉しい感覚なのである。
冬至前日の富士山=午後2時半ころ、鎌倉山から(以下同じ)