最高気温18.7℃、6m超の南西の風がビュウビュウ吹き付ける中、いよいよつるバラのせん定・誘引作業に着手した。
午前10時から午後1時まで休憩なしのぶっ通しで3時間。
これが北風だったら多分躊躇したろうが、温かな南寄りの風なので、鬱陶しさはあるものの背中を風上に向けて作業する分には何とかなる。
そういうわけだから南に向いた壁面や柵に絡めたつるバラをせん定する分には背中で風を受け止めたので、むしろ"敵"はすぐ泣き言をいう腰の方だった。
ちょっと腰をかがめたり、前傾姿勢のままシュートの結束をしたりすると腰が悲鳴を上げて「やめてくれぇ~」と絶叫するものだから、以前に比べたら作業速度は随分と落ちてしまっている。
まぁ、これは致し方ないことで、若い頃と同様スイスイやれるのなら、それは逆に化け物の類だと思って自分を慰める。
現実を受け入れ、工夫して作業するよりほかに手はない。
工夫ってどんな…?
つまり、腰をかがめるというのは腰より低い部分の位置にある枝やシュートをいじる時にその状態になるわけで、自分の腰の位置を意図して下げれば、わざわざ屈めないで済む理屈だ。
膝当てを使って地面に膝をついた姿勢を取れば、膝からくるぶしの長さだけ腰の位置が下がる(ボクの場合だと40cm程度)ということになり、その範囲であれば腰をかがめないで済むのである。
膝当てがない場合は(お相撲さんがやるような)蹲踞(そんきょ)の姿勢を取れば腰の位置は下がるが、これを繰り返すと膝が笑い出し、ついには痛めてしまいかねない。
膝当ての方がずっと楽チンである。
ボクはワークマンで手に入れた。
ホームセンターに行くと園芸用なんてものがありそうだが、ワークマンの方は本格的な建設作業用に作られた頑丈なものが各種売られているから、適当なものを選んで来ればいい。
膝当ては草取りにも使える。地面に這いつくばりながら雑草を引き抜く時など、腰や膝を折りたたんで窮屈な姿勢でやるより、膝をついて四つん這いの格好をした方が長時間作業できる。
要は作業効率を上げ、なおかつ如何にして身体的な負担を軽減させるかということに尽きる。
膝当てを使わず作業を進めたら、痛む腰を常になだめすかしながらの作業となって、休憩ばかりの効率の悪い作業になることだろう。
そういう意味からも、膝当てなかりせば…と思うところ大なのである。
昨日は東側フェンスのつるバラ2本と門柱に絡めた「バレリーナ」と一緒に植えているクレマチスが大きくなりすぎたので移し替えの作業をした。
クレマチスは「アフロディーテ・エレガフミナ」でバラの肥料を横取りしているので少し育ち過ぎなのだ。
バレリーナの葉が隠れてしまって光合成に不自由を来しかねないので移植したのだが、根がものすごく発達していて汗をかかされた。
植木ばさみで株を真っ二つに切り分ける荒療治も行うなど、だいぶ根を痛めつけたので活着してくれるかどうか、ちょっと不安。
つるバラは残り7本♪
「空蝉」がまた咲いている
「ブラッシングアイスバーグ」
「ブラッシングアイスバーグ」のツボミ
「バーガンディーアイスバーグ」のツボミ
「バーガンディーアイスバーグ」
つるバラ以外のバラがいまだに元気いっぱい咲いている
株立ちのバラのせん定は年明けを予定しているので、正月も目いっぱい咲いてくれることを期待している
"年越しバラ"への期待や大である♪