昨日も気温が30度に達した。
お陰で去ったはずの夏と何ら変わることなく〝夏の間の制服〟である短パンとTシャツ1枚で過ごしているし、違うのはセミの鳴き声を聞かなくなったことと自転車でパトロールに出かけるにも日焼け止めを塗るほどでもなくなったことくらい。
確かに一時の太陽のような灼熱感はすっかり消え失せてはいて、大宇宙の運行はいつもの年のとおりなんだなと言うことを彷彿させている。
来し方、10月に短パンとTシャツで過ごせる日が無かったわけではないが、それも風のないよく晴れた日中のごく限られた時間帯で、今のように早朝も夜中もこの格好で十分に過ごせるというのは、そこそこに生きてきて初めての体験である。
夏大好き人間にとっては歓迎すべきことなのだが、これが来年もまた同じようなことになり、再来年もまた…と続くようだと、単純に夏が長く続くのは歓迎だなどとノー天気なことは言っていられなくなりそうである。
そこに地球温暖化の影を見ないわけにはいかなくなるからだが、先の国連総会で温暖化の原因となる物質の排出強化に真剣に取り組まない各国の指導者たちに向けて炎のような演説をしたスウェーデンの怒れる少女グレタ・トゥーンベリさんの訴えがどう生かされるかだ。
しかし、少なくとも日本は無視したままで、経済界も「聞く耳持たぬ」の最先頭に立っているのだから、やはり絶望的と言うしかないのかもしれない。
自分の立場だけを守りさえすればいいのだという、限りなく偏狭な考えに取りつかれた連中ばかりが高い地位に就くような社会になってしまった結果だ。
挙句が世界中に蔓延し始めた「〇〇ファースト」。限りない一国主義、大事なのは自分一人の身だけ…
となると、これはもう必然の結果であって、地球の温暖化は止まるどころかさらに進み、日本に当てはめると春と秋の平均気温30度、冬の平均気温20度、そして夏の平均気温は40度 ! という時代は、もう目と鼻の先に迫っているということだろう。
大宇宙の摂理がこういう経緯をたどるようになっているなら、それもまた仕方ないことで受け入れるしかないし、そもそも抗うこはできないが、そうじゃない!
これは人為がもたらす破壊、地球環境の破壊なのだからトゥーンベリさんが噛みついている。魂の叫びなのだ。
今朝はもっとのんびりしたことを書くつもりだった。
短パンから飛び出した太ももの、自転車を漕ぐせいで歳の割には盛り上がった筋肉をさすっているうちに、次第に腹が立ってきた。
少なくとも日本の環境問題に関する後ろ向きの姿勢だけは何とかならないものなのか、と。
短パンで過ごせる時期が長ければ長いほどいいってわけでもないんだよ !
江ノ島の湘南港突堤先の海中でダイバーが十数人出て「水中清掃作業」を行っていた
多くは釣り人が残していった釣り針などの釣り道具だが、中には見出し写真のようにゴミ屑籠やら鉄板 ! まであった
最初ダイバーの姿は見えず、海中の数か所からあぶくが上がってきているのを見て「?」と思ったのだ
しばらく見ているとダイバーが上がってきて呼吸のためのあぶくだったことが分かった
釣り人はみんな糸を巻きあげ、清掃に協力していた
ダイバーを釣っても食べられないし…
昨日はよく晴れて江ノ島も富士山もきれいに見えた(稲村ケ崎から)