平方録

早春の奥羽路を行く その2

一夜の宿をとった米沢市郊外の白布温泉は確かに白銀の世界に埋まっていた。
それがひとたび山を降りてくると米沢の中心街の積雪は申し訳程度にしかなく、何度か訪れている僕には信じられない光景だった。
友人宅のある山形市に近づくにつれて雪景色どころか、春めいてもきていて、「こっちは冬だよ」と言っていた友人の言葉が白々しく思えるほどの陽気になった。
道中、蔵王連峰の山々の白く輝く峰々が神々しいばかりに輝く姿を現し、さらに遠く月山までが真っ白に雪化粧した大きな山容を見せてもくれるという幸運に恵まれた。

途中立ち寄った上山では斎藤茂吉記念館に立ち寄ったのだが、せいぜい30〜40分だろうと思っていた見学時間は2時間超に及び、すっかり茂吉の世界にひきづりこまれてしまった。
蔵王や月山の光り輝く峰々同様、茂吉という計り知れないほどの大きく高い峰の美しくも偉大な姿にすっかり魅せられてしまったと言って良い。
母親をしのぶ歌の数々には胸を打たれたし、帰ったら茂吉の歌集を手元に置きたくなった。


立派なつららを眺めながら宿で朝食をとる。良い天気になった


茂吉記念館から見える蔵王はまだ雲の中だったが…


記念館を出た後に立ち寄った蕎麦屋の駐車場からは白銀に光り輝く神々しい峰々が


茂吉の生家にも立ち寄る


山形市内に近づくと遠くに月山の姿も


友人宅から歩いて数分の霞城公園の梅も咲き出していて「へぇ〜」


夕食に食べたハムのあれこれ


生ハムのあれこれ 赤ワインが美味かった♪
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