ルドベキアの「ヘンリーアイラーズ」という名前の花が初めて咲いた。
一昨年、種苗会社のカタログで一目ぼれして苗を買って鉢植えにして育てたのだが、水やりに手抜きがあったと見えてうまく育たず次第に弱ってしまった。
一時は何とか持ち直したように見えたのだがやっぱりだめで、苗のままほとんど成長することも出来ずそのまま冬になってしまい、挙句には地上に出ていた部分が枯れて跡形もなく消えてしまった。
普通はそれでスッパリあきらめるところだろうが、どこかに未練心が残っていたことと、冬に入って後片付けするのも面倒になり鉢ごと放置していたのだ。
すると春分の日が過ぎ、周囲がめっきり春めいてくると枯れてしまったとばかり思っていたところから緑色の若芽が燃え立ち、次第に成長していったのにはびっくりした。
芽吹いて成長してきた葉を見ると、購入して鉢植えにした当時に目の当たりにした葉っぱと瓜二つではないか。
何のことはない、てっきり枯れてしまったと思ったのは早トチリで、地上部は枯れても地下の根っこはドッコイ生きていたという訳なのだ。
それにしても鉢をそのままにして手を付けなかったのは何か感じるところでもあったのだろうか。
小癪にも死んだふりをしていたのを見破っていたとか…
わがことなのだが、そこが分からない。
こいつは背高のっぽで173cmのボクと同じ背丈である。
だから頂上付近で開いた花は見下ろして鑑賞することができない。
上から見たければイスなど持ち出してきて、それを足場にして見下ろす必要がある。
こういうのを「お高くとまっている」というんだろうか。
花びらが筒状になっているのが特徴と言えば特徴である。
コスモスなどにも最近はこういう花びらをしたものがある。
昔はこんな花びらはついぞ見かけたことがないから、最近のはやりかもしれない。
とは言え、はやりすたりでこうした花びらを自在に出現させられるものなのか、その辺の事情は分からない。
ということで「分からないこと」 ? の多い植物なのだが、今は2年越しで咲いてくれたことをコトホギ、写真に撮りつつ、ブログにまで書いて、まぁ、楽しめているということなんだろうな。
実に特徴的 ♪
以上、2年越しで咲いたルドベキア・ヘンリーアイラーズ