普段の行動パターンから脱却して、昨日は午前5時20分頃家を出て自転車で湘南海岸の波打ち際をウロウロ走ってきた。
本当は100km程度は漕いで来ようと思っていたのだが、高温と強風予報に怖気づいて取りやめにしたのだ。
それでも早朝の海辺はとても気持ちよく、何より人が少ないし、コロナの心配なんてしないで済むので快適そのもの。
結局、海岸のオゾンを一人占めしながら自転車を漕ぎ、砂浜に寝そべったりして4時間も過ごした後、満ち足りた気分で家に戻ったのが午前9時半少し前。
何だまだそんな時間か…という気分で汗だくになった身体をシャワーで洗い流し、それでもまだ10時。
お気に入りの椅子に身を投げ出し、「ひと汗かいてきた後はやっぱりビールだろう」とどこからか声が聞こえてきたので素直に従う。
元々ビールはそれほど好まないのだが、夏場に身体を動かした後だけはのど越しの良さが涼感をもたらすのか、手を出すことはままある。
その程度なのだが、何と妻がつまみに友人からいただいた紫タマネギの甘酢漬けを作ったから試食してというので口にすると、これがさっぱりしていてイケルのだ。
350ml1本で済ますつもりが2本目も手を出してしまい、気が付いたらコテンと眠ってしまっていた。
まぁ何ともこれ以上の極楽気分は無かろうというくらい気持ちよく寝入らせてもらって、「お昼どうするの ? 」という妻の声で目を覚ましたのが午後1時。
あの呼びかけが無かったらまだ寝ていただろうというくらいぐっすり寝入ってしまった。
それにしてもああいう何の苦労も心配もないのんびりくつろいだ状態からの寝入り方は経験したものにしかわからない気持ちの良さである。
やはりこれも夏ならではのことだろう。
風邪をひくこともないし、怠け者にはやっぱり夏はありがたい季節なのだ。
ところで夕食の後、山形の友人と電話でよもやま話をするうち、「自転車で100km超を漕いで来ようと思ったのだが、諸般の事情で今日のところは止めておいた。何となく体力的にも不安を感じたところもあったんだ」と白状したら、「俺だってこんなはずじゃないのに…と気が進まずに農作業を休んでしまうことがあるんだ。孫のお宮参りの時に地元の神社で厄年表を見ていたらわれわれの年は今年本厄で、しかも八方塞がりらしいぞ」と新説をのたまう。
男の厄年は古来25、42、61歳と決まっている。
61歳以上がないのはそれ以上年取る人が稀で、70歳に達すれば「古来稀」と表現されるゆえんだからだが、最近の神社は捌けていて、金もうけに余念がないというのか、高齢社会の到来に合わせて新たな厄年の設定で一稼ぎしようという魂胆らしい。
そんな手にゃ乗らないよ、アッカンベェ~ ! の気分だが、実体験として体力の衰えをチラッとだが、感じてしまうことも無くはない。
その辺はきちんと自覚しているつもりなので、謙虚に行きたい ? (生きたい ? 。どちらの意味もあるなぁ…)と思っている。
それにしても、たった2本の缶ビールで夢見心地になれるのだから、何とも安上がりな〝残日暮らし〟なのである。
近所の池のある森に散歩に行ったら白いタデが咲いていた
見出し写真はミヤコワスレを脱色したような…清楚な姿にしばし見惚れる
ひょっとして脱色の草むらになってしまったか
近くにルリタテハが降りて来て写真を撮らせてくれた