音量は絞っているから、枕元以外にはそれほど音は届かない。
隣のベッドで寝ているツレアイがそれで起きるということがないのは、そのためである。
その程度の音量でも目が覚めるのは「ラジオがしゃべり出したら起きる」と言い聞かせていることと、4年間続けてきた条件反射の賜だと思う。
2014年から始めたブログで最初のうちこそ、気が付いたら5時だったりして寝坊することもちょくちょくあったが、やはり習慣の力というものは大したもので、酔っぱらって寝た場合でもちゃんと目が覚めてくれる。
今朝も同じ。
風邪だと思っていたのがアレルギーだと診断され、抗生物質を飲まされて夜ベッドに入って体が温まると猛烈にせき込み、挙句にのどの奥に痰が絡んで眠りを妨げられる。
そんな状態であっても、あぁ、4時になったか、ととりあえずベッドから抜け出す。
考えようによっては、本当に具合が悪ければラジオの音も聞こえないだろうし、よしんば聞こえたとしても起き上がれないのではないか、とも思う。
そういう意味からすれば、暖かい布団を出て寒い中を起き出す気力も体力もまだ残っているというべきか。
でも、とりあえず起き出すという仕草は、既に書いたように条件反射になっているからであって、トイレに行く動作とあまり変わらないのではないかと思う。
その証拠に、いざ起きてパソコンに向かってもテンションはもちろん上がらないし、集中力に至ってはほとんどゼロである。
だから書きたいテーマも見つからないし、何か面白そうなネタはないかと周囲を見回して探し出す余裕も気力もない。
それでもここまで字面を埋めてきているのは、自分自身を、仕方なく、実況中継しているようなものでしかない。それもごく表面をなぞるだけである。書いている内容を見ればそんなことは一目瞭然で、改まって書き加えるようなことでもないのだが……
筆というものは時々、筆者の意思に反して勝手に滑っていくものなのだ。
もう止そう。こんなことならメビウスの輪のように、ボクが呼吸していさえすればいくらでも書き続けられることになる。
太陽が上がればそれを描写すればいいし、どんより曇っていれば憂鬱な描写を重ねればいいだけだ。
しかし、そんなものに何の価値もないし、読まされる方も迷惑だろう。
あ~ぁ、テンションが上がらない。喉にも胃の府にも違和感というか存在感があって、何の気力も湧いてこない。
医者が処方した薬を土曜日の午後から飲んでいるけど、効くのかしらん、そう疑問符をつけたいくらい何の好転も見られない。
フゥ~
情けないことだが、これが今の現状です。
また…… ベッドに戻ります。
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白内障の手術から退院してきた翌日の30日、まだ風邪だと思っていた時に江ノ島まで散歩してきたら青い世界が広がっていた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/37/03f723844768dc655d62144f4015490f.jpg)
正真正銘の小春日和で波も風もなく、視界が良ければ2隻の船の間に富士山が姿を現すはずなのだが、まるで春霞に霞んでしまったようである