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平方録

心肺機能に喝を入れる

今月の関東は日曜・祝日の度に「大雪だぁ~」「積もるぞぉ~」「交通がマヒしそうだぁ~」という気象庁からの‶警報〟が雨あられと降り注いだ。

結果は南関東の海辺の町では銀世界とは無縁に終わったのは上々だったとしても、太陽は雲に隠れ、気温は低く、不景気な日々が続いた。

そしてようやくこの一両日、光りの春が戻ってきて、グンと明るさを増した陽光の恩恵を感じられるようになった。

日差しは戻っても一昨日は風が強く、歩くには煩わし過ぎたが、昨日は予報に関して風が弱く、思い立って9日ぶりに自転車でパトロールに出てみた。

風さえ吹かなければ明るい空と海の反射とが相まって海辺の光景は一層明るく輝き、空気さえ暖かく感じられる♪
本格的な春を前に、ボチボチ脚力を鍛え直しておかねば、心肺機能にも喝を入れねば…と、それなりに力を込める。

海辺のオゾンを胸いっぱいに出し入れしながらペダルを漕いでいくと、肺の奥の毛細血管の末端の末端にまで酸素が巡っていくような、肺の奥深い所にいつの間にか張り巡らされたクモの巣をきれいに取り払うような気がしてくる。
こういう感覚は久しぶりで、もう少し気温が上がり、ウグイスが鳴き始めるころになれば、さらに身体は脳からの指令を待つまでも無く、勝手に躍動を始めることだろう。
 
去年は21日、一昨年は18日に初音を耳にしている。
今年の寒さはここ何年か経験したことのないものだが、寒いのは気温だけで、光りは十分に野に満ち満ちてきている。
あの透き通ってよくとおる明るい歌声が耳に届くまで、いずれにしたってあとわずかだ♪
 
 

久しぶりに麗しき御お姿を拝ませていただいた=鵠沼海岸
 
片瀬西浜


相模川左岸河口


丹沢山塊が雪化粧すると春がやって来る=鵠沼海岸


相模川まで近づくと雪の峰々が連なる丹沢山塊がぐっと迫って来る


珍しく箱根連山にも残雪が…=鵠沼海岸


辻堂西海岸


鵠沼海岸


辻堂西海岸
 
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