4人のガーデナーが送別会を開いてくれたのだ。
会社には顧問として残っていたため、ガーデンのことは気がかりで、毎月の会議には出席して口出ししていたのだ。2年前にラインから離れた時にも盛大な送別会を開いてもらっていたので辞退したのだが、それでは気が済まないので是非やらせてほしいという。
仕方なくというか、ありがたく身を委ねたのだが、少人数だったし、4人がかわるがわる思い出や感謝の言葉を述べてくれたりするのをじっと聞いていて、「へぇ~、そんな風に思っていてくれたんだ」などと、おおげさに表現すれば目が潤む思いだった。
おまけにガーデンに咲いているバラなどで花束を作ってくれ、おまけに、これを使ってくださいと「ひざ当て」までプレゼントされた。
庭作業をするときにどうしても膝をついたりすることが多いのだが、場合によっては膝が汚れるし、何度も地面に膝をついていると直接当たる部分が痛むのだが、このひざ当てをつけていると、そんな心配は無用なのである。
M子ちゃんの見立てだそうで、大いに喜んでいると「そうでしょう、私が選んだんですよ」と得意気だったところがM子ちゃんらしい。
そのM子ちゃんも10月にはお母さんになる。間もなく産休に入ると、そのまま育休にもなっていくので、しばらく会えないことになるが「赤ちゃんを連れてちょくちょく顔を出します。その方が赤ちゃんも喜ぶだろうし」という。
そのとおりで、多分しょっちゅう顔を出すはずで、どんなお母さんぶりを見せるのか、興味深々ってところだ。
プレゼントされたひざ当ては、口にこそ出さなかったが、あったらいいなと常々思っていたので、とても嬉しい。
機動隊がつけているようなやつ? で、これがあれば今後、憲法改正反対のデモで機動隊と渡り合うようなことになったとしても安心じゃぁないかと、とっさに思ったもののである。
うっそ、ぴょん! 冗談ですよ、冗談!
非暴力の平和主義者ですからね。誰かさんたちとは違うんだよね。ん? アベなんちゃら一味のことに決まってるじゃん。
2年前には剪定ばさみなどを腰に下げて作業するときの革製の小道具入れをプレゼントされているし、今回のひざ当ても加わって、積極的に作業を手伝わなくてはいけなくなった。
そんな話をしたら、やはり期待されていて、特に「冬場のせん定時期にはぜひ」とお願いされてしまった。
そうか「敵は本能寺」であったか。
ジジイのの生きがいまで見つけて提供してくれるという、何と心優しいガーデナーたちであることよ。
プレゼントされた花束とひざ当て
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