背丈が40~70センチくらいもあり、薄紫色というか、薄い水色というか、とにかく淡い色をした直径5、6センチの5弁の花を沢山咲かせている。
株立ちのバラのそばで群落する下草のような具合で、豪華な秋バラと一緒に咲いているのだが、花の色合いに強烈な自己主張がないせいか、バラを引き立てこそすれ邪魔をすることがない。
いわば脇役的な存在なのだが、バラを引き立てるのに役立っているところを見れば「名」脇役と言ってもよいくらいだ。
はて、何という名前の花だろう。
どこかに花の名前が書いていないか探してみたが、バラの名札はたくさんあるが、この花のものは見つからない。
ガーデナーたちの部屋に立ち寄ったら運よく河合伸之スーパーバイザーがいたので聞いてみた。
花の名は「アノダ」というそうだ。
何とも特徴のない、花の名前とも思えない名前の上に、覚えにくい名前である。
色気がないというか、もう少し何とかならないものか―などと思うのはこちらの勝手な都合に過ぎないが、しっくりこない。
どこが原産地なのかと聞くと「僕にもよくわからないんです」という。
「出回り始めてまだ日が浅いから園芸店などではあまり見かけませんよね。でも花の期間が長いし、バラと一緒に植えておくのに都合がいいんです」と定番化を目論んでいるようである。
確かにネットで調べてみても扱っているところはあるものの、氏素性をきちんと説明したウィキペディアや植物図鑑の類はヒットしなかった。
それでもわずかに「アメリカ南西部から中央アメリカに分布し、高さは60~120センチになる。花は6月ごろから霜の降りるまで咲き続けるが、一日花である。アオイ科アノダ属の多年草」という記述を見かけた。
種が取れたら差し上げますよとは河合スーパーバイザーの弁。
フム、それは楽しみ ♪
一方、わが家では昨日一昨日とパンジーの苗の定植に精を出した。
両日とも午前中3時間、午後2時間の計10時間。
立ったりしゃがんだり、土の入った重いプランターを持ち上げたり、運んだり…
プランターの土を肥沃なものにするため、その手間が加わって時間がかかるのだ。
普段は使わない筋肉を使うことになったため、2日目にはもう足の付け根と尻の筋肉に痛みがあった。
痛みと言っても不快な感じのモノではもちろんなくて筋肉痛だから、ボクとしては好きな部類に入るし、それよりなにより、翌日に痛みを感じるなんて「若いなぁ!」と喜んだくらいだ。
ただ痛めている腰にも鈍痛は忘れずにやって来ていて、油断すると起き上がれなくなるほどの打撃をともなう一撃をくらわせられかねない。
120近い苗の8割の定植を終えたのでひと安心だ。残りは後日。
バラを植えてある庭の一角の下草の一部にチューリップなどと一緒に植えようと思っている。
雑草などが残っていて、そちらの下準備がまだ整っていないのだ。
今週は白内障の左目の手術で入院しなくてはならないから、作業は退院してきてからということになる。
例年に比べて作業は遅れているのだが、暖冬だから構わないだろうと思っている。
横浜イングリッシュガーデンの「アノダ」
こんな感じでバラと一緒に咲いている
こちらはブラッシング・アイスバーグの大株と一緒に
白花もあるのだ
せん定を待つ大アーチのつるバラ
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