山形の友人が丹精込めて育てた野菜が先日、段ボール箱に詰められてドッサリ届いた。タマネギは確か5種類も入っていて、これをスライスして生で食べて違いを味わってほしいというので早速試してみた。
すると、品種のせいなのだろうが、舌がひん曲がるような辛みのあるタマネギは一つもなく、むしろ甘みさえ感じさせてくれるその味わいに「へぇ~」「ほぉ~」の連続であったのは、やはり驚き以外の何物でもない。
健康オタクとまでは行かないが「健康のために良い」と聞けば、直ぐに真似したり、わが身にも導入してみたりするのだが、けっして長続きしないという特質の持ち主なのだが、タマネギのスライスが血液をサラサラにしてくれるという〝神話〟には痛く共感し、「そうだろうな」という思いが強く、わが家の食卓にも時々登場してくる。
そのデンで今回は「5種類も ! 」と大いに喜んで味比べに及んだ次第。
お陰でタマネギって甘いんだなという新たにして確固たる認識を加えつつ、辛いタマネギっていったい何なのさ、という思いが頭をもたげるのである。
そもそもタマネギってやつは油でいためると甘くなるし、煮込めば煮込むほど甘みが増すのはタマネギを丸ごと煮込んだナントカという料理がそれを実証している。
ボクの大好物の一つだが、そう考えるとそもそも甘みを湛えた野菜だと言うことなのだろう。
たぶん新鮮さというのもカギを握っているのだろうな。
生食の場合は特にその差が出やすいってことか。
見出し写真の赤い色をしたスープはビーツのスープ ♪
これも友人が栽培したもので、こいつを頂いた時はスープにして飲むのが一つの楽しみになっている。
というのも、首都圏のスーパーや八百屋でビーツを売っているところはほとんどなく、そもそも「ビーツ」という品書きを見た記憶がないのだ。
そんなわけだから、最初にこの一皿が食卓に並んだときは「なんて色合いだ ! 」といささか驚いた。
だってそうでしょ ? 赤っぽいけど赤色じゃなくて、トマトジュースやトマトの輪切りはこんな赤色じゃないし、食卓には欠かせない赤ワインの赤だって、こういう赤色じゃないものね。
ほとんどピンク色ってやつだ。
日常的な食卓にはついぞ見かけない色合いってことなのさ。
そもそもピンク色の食材って他に思いつくもの何かある ?
肝心の味はね、微細な表現は出来ないけれど「美味しい ‼ 」。
舌触りやのど越しはサラサラじゃなくて、質感があって言葉で表現するならばトロっとしている。
他に似たような味わいの物を見つけるのは無理な気がする味で、滋味の豊かさが感じられ、独特の色合いも加わって文字通り異彩を放ち、食事が楽しくなる一品だと思う。
友人夫妻に感謝なのだ !
スープは残っているので今日も味わえる ♪
赤色で思い出した 近所の池のある公園の森で出会った赤い実
ヒメコウゾの実で口に含むとほのかな甘みがある 桑の実のような甘さ
熟す前の実は独特の形をしている 緑の肌に髭のような硬い針のようなものがほのかに赤いのだ 見方を変えるとオシャレでもあり怪しくもあり…
次はおまけ
「赤」って言やぁ昨日のブログで取り上げたヤマユリの「ベニスジ」
こちらは2階のベランダで今盛りの真っ赤なナデシコ
これも2階のベランダのミニトマト 赤色もいろいろ…