庭の定位置で今年もホトトギスが咲き出した。
正確に言うとタイワンホトトギスと言う品種。
紫色や青色がかった花を咲かせるのが特徴で、個人的に好ましい色合いだと思っていて好きな花の一つである。
多くの文献では8月~11月を花期としているが、中には「7月から」という記述をしているものもあり、まぁ、夏から秋にかけての花であることが分かる。
イメージとしては「秋の花」といえるだろう。
だから、昨日咲いているのを見かけた時、「あれっ、もう !?」と正直、軽く驚いたものだ。
しかも、同じ場所でミズヒキも紅い小花を咲かせだしたし、黄色いキンミズヒキも花穂を形成し始めている。
どちらもやっぱり秋の花のイメージである。
気象庁は梅雨明けを認めていないから、記録として残すなら但し書きをしっかりとつけておかないと先々誤解を生みかねない。
何せ梅雨明け前の開花だもの…
まっ、大した事柄じゃないからいいようなものだが…
昨日は確かに暑かった。
「確かに」とわざわざ書くのは、気象庁が暑さや寒さに関してどんな予報を出そうと、トーキョーはおろか、ヨコハマと比べてもわが南関東の海辺の街では、特に暑さの場合、トーキョーより4~5℃、ヨコハマよりも2~3℃は低いのが相場である。
それが何と…
隣町の海辺にあるアメダス記録計によると12:30に「36.3℃」という、見たこともない数字が記録されたのだった。
暑くたって32~33℃位だろうとタカをくくっていたので、これにも驚いた。
現在の海辺の町に暮らし始めてほぼ半世紀になるが、36℃なんて…
わが家も暑かった!
特に書斎代わりのパソコンを置いてある部屋はベランダとの境のガラスの折り戸を全開にしていたのだが、ベランダの照り返しに熱気がモロに入り込んでくるせいで、温度計のデジタル表示は何と34℃ ?! 寸前まで。
海辺で36.3℃というのには驚くしかないが、34℃も滅多に経験しないだけに数字を見るだけで暑さが絡みついてくるようだった。
そもそもわが家の2階は風通しが良く、ひと夏の内でエアコンをつけることは寝室はほとんどまれ。
パソコンの部屋にはエアコンさえ設置していない。
階下のリビングはテレビの音などの音漏れで近所迷惑にならないよう、夜はエアコンを使うが、それ以外はせいぜい扇風機で済む。
午後1時間ほど昼寝をしたが、さすがにエアコンをつけた。
最初29℃設定にしたら寒くて寝られず30℃に上げたが、正直言ってあまり快適とは言い難い。
エアコンを使う時はちゃんと布団をかけて寝なければだめだという話を聞いたような気がするが…
エアコンが好きでないということもあるが、しかし、これからはそんなことも言っていられない状況も覚悟しなければ。
幸い、昨夜は扇風機を明後日の方角に向けて回し、窓を少し開けて外の空気を入れるだけでしのげたけどね…♪
タイワンホトトギス
ミズヒキも紅い小花を咲かせ始めた
キンミズヒキ