未明から明け方にかけて雨が降ったらしくベランダの床が濡れていて、外気に触れてみると空気も少しヒンヤリしているが、夜中は暑かった。
9月早々に秋雨前線が停滞したころから薄い掛け布団を使うようになっていたので、昨夜も同じように寝床にもぐりこんだのだ。
それが…
寝たのが午後10時過ぎで、寝苦しさと痒さで目が覚め、時計を見ると午前1時だった。
掛けて寝たはずの布団はベッドからずり落ちかけていて、身体には何も掛かっていない。多分、暑くてたまらず蹴とばしたんだと思う。
そして数か所を蚊に食われたと見えて足が痒くて痒くてたまらない。
不愉快さと眠さを何とか抑えながらパソコンを置いているテーブルの下から手探りで蚊取り線香を持ち出し、暗闇の中を手探りで火を付けたお陰で、それ以降は痒さからは解放されたが、とんだ安眠妨害である。
前夜の天気予報では昨日を最後に真夏のような気温は収まり、最低気温も20度そこそこまで下がるという見立てだったのでそのつもりになっていたが、前夜はともかく、起きてみれば室内は28℃近くもあり、予報とはだいぶかけ離れている。
暑いのは歓迎だが、誤情報はいただけない。
それにしても、盛夏とは違ったこの季節の蚊はヤブ蚊やイエ蚊と違って身体が小さいくせに刺されると猛烈に痒い。
ヤブ蚊などに食われると喰われた後に大きな小山のようなふくらみが現れるが、今時の蚊はそれが極く小さく目立たないのだが、その痒いこと痒いこと…
コソコソしながら証拠隠滅を図っているようでもあり、人をおちょくっているようでもあり、それが余計に腹が立つ。
ということで、昨夜は安眠を妨害されたので、今朝はこの程度で…
追伸 室温が28度近くもあるし、今朝も真夏と同じ短パンにTシャツ1枚の格好で過ごしているのだが、試しにベランダに出てみたら曇り空に加えて北東の風が吹いてきていて、大袈裟に言うならヒンヤリしている。
この北東の風の冷たさは真夏のゆったりとした空気と比べたら、縮みあがる木枯らしのようでもあって、彼我の差にはあきれるばかりだ。
一体、どこでどうやって空気が入れ替わっているのか、恐ろしい気さえする。
(見出し写真はわが家に咲いているクサボタン 本物のボタンの花とは似ても似つかないが、葉っぱが似ているのでこの名が付いたそうだ 花が終わると花柱が羽毛上に伸びてこれがまた花以上に絵になるのである)