姫の運動会応援を主目的にした今回の瀬戸内紀行7日目最終日は倉敷。
妻が行ってみたいというので今回、尾道と倉敷に寄ったのだが、倉敷は31年ぶり。
当時は瀬戸大橋が開通する直前の1988年3月で、瀬戸内横断橋視察という名目でやって来て本四架橋建設公団が出してくれた船で海の上と一部出来上がったばかりの端の上に立たせてもらい、その威容をじっくり視察させてもらった。
その視察の帰路に大原美術館と周囲の街並みを散策したはずだが、覚えていたのは美術館の建物と目の前の川の景観だけ。
今回は午前9時の開門と同時に美術館に入り、11時半過ぎまでじっくりと鑑賞させてもらった。
倉庫の目立つ川沿いを離れて一歩中に入ると通りの両側に建ち並ぶ店の佇まいもよく保存されていて昔からの景観がよく残り、なるほど「美観地区」とはよく言ったものだと感心する。
欧米や近隣諸国からの観光客も含めて大勢の観光客を見かけたが、写真に撮るとこんな感じで、ヒトを気にすることなく写真が撮れた。
これがわが町鎌倉だったら…と思わずにはいられないが、もっともここだって休日になれば人で埋まるのだろう。
こんな張り紙を見つけた
「蟲文庫」という古本屋。ガイドブックに載っていてユニークそうだったが、店主が休場中じゃあどうしようもない。お大事に。
昼ごはんに名物の「ままかり寿司」を31年ぶりに食べ、とても美味しかった。酒は児島の蔵だという純米大吟醸の「多賀治」ってのを飲んだが、これもまずまず。
美観地区をうろつく途中に美術館隣の喫茶店「エルグレコ」でコーヒーとチーズケーキで休憩したが、店内はレトロな雰囲気でなかなかヨロシイ。
午後3時過ぎに美観地区を離れ、岡山16:33発の新幹線で帰路に。
我が家到着は午後8時半を少し回った辺り。
今日から円覚寺の夏期講座が始まる。午前7時半の受付開始だから、そうのんびりはしていられない。
頭を切り替えねば。