だいぶ大きくなってきたなぁ~♪
5月の大型連休に買って来たナスの苗を3本、キュウリ2本、ミニトマト3本を2階のプランターに植え、超ささやかな家庭菜園としてその成長を見守っているのでございます。
そしてひと月が経とうとしている今、ナス紺の美しい衣装をまとい、輝くような見目麗しい姿に成長しつつある実をうっとりと眺めていたのでした。
その見目麗しい曲線美に魅せられ、その素肌に実際に触れ、美しくうねる曲線をこの指先で確かめて見んとて、おずおずと指を触れたのでございます。
…!?
ところがでございます。
目線が当たっている側は実際、想像通り、見ての通り、はちきれんばかりの若々しくも弾力のある表皮を持っていたのですが、裏側を見て仰天させられてしまったのでございます。
実の太さの半分以上もありそうな大きな穴が穿たれているじゃぁありませんか…
しかも、穿たれた穴の奥、真っ白な実が顕になったその奥に、何やら黒い玉のようなものがある。
…?
ピンセットを使って取り出して見ると、それは柔らかな物体で、どうやら何かの糞らしいということが分かったのでございます。
ということは…、この成りかけのナスの実に穴をあけ、中身を食った奴が、満腹の駄賃に糞を残していったということじゃありませぬか。
おのれっ、クッソ~!!!!!!!
かくして家庭菜園収穫物第一号として食卓に上るはずの、しかも初物のナスの実は、はかなくも害虫の餌食になってしまったのでございます。
この嘆き、この恨み、如何に忘すらりょうぞ。
そして昨夜、とっぷり日も暮れた夜9時過ぎ、携帯電話の懐中電灯を頼りに件のナスの株を総点検したのでございます。
葉の表面に光を当て、不審なものはいないか…、葉をひっくり返して何か潜んでやしないか…
目が慣れないためでございましょうか、何も見当たらないのでございます。
はて面妖な…そんなわけはない。実際に葉がかじられ、実に穴まであけられた上に、あろうことか"クッソ~"まで残されていたのでございます。探索の手が緩いので発見に至らないのでございましょう。もうやるっきゃない、見つけだして責任を取らせるまでは。
どれだけの時間が経ったことでございましょう。ついに1匹の曲者を発見するに至るのでございます。
やはり想像していたように、曲者の正体はヨトウムシでございました。
こいつの逮捕処刑が終わりますと、目が慣れたのでございましょう、次々に葉陰や茎にしがみついている曲者を発見し、ついには計4匹の曲者をひっ捕らえ、責任を取らせたのでございます。
ナスの実から栄養を取ったからでございましょうか4匹とも3、4cmにまで成長していたのですから、何をかいわんやでございます。
捕殺作戦が終わったその直後、午後から東京や千葉、埼玉方面で大暴れしていたゲリラ豪雨がこちらにもやってきて、ひと暴れして去ったのでございます。
まるで"事件現場"を洗い流すかのように…
とは言え、油断は禁物なのであります。敵は憎っくき名うての害虫でございます。2波、3波の刺客を送り込んでくることでございましょう。
ささやかな家庭菜園で育てる野菜に農薬(殺虫剤)なんぞは使いたくありません。警戒を強化し、目視による捕殺で地道に防衛して行こうと決意しているところなのでございます。
ナスの葉がこんなに食い荒らされて…
こっちの葉も…
どう考えたって尋常じゃぁない
7,8cmまで成長し、見目麗しさを増していた実が…
なんてこった!
こんなに大きく食べられ、あろうことか犯人は糞を残していった クッソォ~!
今朝4:47 夏至間近 登る日は限りなく北寄りの位置から上がって来る