経済産業省が原子力発電所を持っている電力会社に補助制度の創設を検討しているのだという。
某全国紙が昨日の（３月２３日）朝刊の１面トップ記事で伝えている。
東京電力福島第一発電所の原発事故を受けて規制基準が強化され、安全対策費用が高騰して原発で作った電気の価格競争力が低下しているためだという。
それで発電事業者が電力小売業者に売る場合に一定の価格を上乗せすることを認め、高い金額で買ってもらうことで収入が増えれば、この増収分が事実上の補助金になる――という想定らしい。
世論調査をすれば有権者の半数以上が「原発NO！」を意思表示している中で、これはまた国民の意思などまったく眼中にないに等しい姿勢と言わざるを得ない。
経団連会長を出している会社が原発製造メーカだから、しかもその経団連会長が再稼働はおろか、原発の新設さえ口にしているからとすれば、これほどわかりやすい構図はないだろう。
もともと自民党は経団連の旦那衆に媚びを売る男芸者みたいなところがあるとはいえ、アベなんちゃら政権になって以降は周囲をはばかることもせず、露骨に媚びを売り続けている。
その結果がこうした国民を裏切る政策立案に結びついているのだ。
第一、事故を起こした福島第一原発の廃炉作業に一体いくらの費用が掛かり、どれくらいの年月を必要とするのか。
この一事をもってしても原発が他の電源より安く製造できるのだというこれまでの説明が真っ赤なウソで、作り話だったことがバレてしまっている。
それなのになお補助金を出そうという！
しかもその原資は電力を使う我々市民が払わされることになるのだ。
「原発は嫌だ！」と言っているにもかかわらず、その真剣な願いはまったく無視された挙句に、洗濯機を回したければ、冷えたビールを飲みたければ金を出せ、と逆に脅されているようなものだ。
アベなんちゃら政権は強盗か？
いやいや、待てよ。
原発を動かし続けることで生じるプルトニウムを大量にため込んで、全世界から疑惑の目を向けられているのはどこの誰か。
いずれ「その日」が来たら原子爆弾の製造に取り掛かろうという魂胆を持ち続けている勢力が自民党内には厳然と存在するから、プルトニウムをため込むことが不自然に写らないよう原発を動かし続けることで世界の目を欺こうという浅知恵だろうか。
何れにしたって、我々国民が目の当たりにするのは、国民の意思も願いも全くくみ取ることのない、唯我独尊的で偏狭で自己陶酔で妄執まみれの恥知らずどもが嬉々としてうごめいている姿である。
こんな法案が国会に提案されるようなことはまずないとは思うが、アベなんちゃらのことだ、恥を知らない輩のやることだからなぁ、油断だけはしないようにしよう。
「庭先の四季」さんのブログにはもう２度も登場しているシラユキゲシを見つけた
毎年、広町緑地の鎌倉山側の入り口付近に小さな群生が現れる
途中で見かけたムラサキハナナ
近寄って見る
これも途中の住宅街で見つけたシモクレン
広町緑地内の田んぼの畔に咲いていたレンゲ
これはそこそこの群落を成していたが、名前は？
