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平方録

夏を越す…だなんて

鎌倉の夏の風物詩の一つである鶴岡八幡宮のぼんぼり祭りに行ってきた。
立秋の前日の7日の「夏越祭」から始まって8日の立秋の「立秋祭」、9日の「実朝祭」と3日間の開催だから既に昨日で終わってしまっている。
夕涼みを兼ねてそぞろぶらついてくるには、ちょうどいいのだ。
夏越だの立秋だのと、夏大好き人間にとってはありがたくない名前を付けているが、まぁ願望程度なら許してやろうという鷹揚な態度なのだ。
暑さはまだまだ続きそうだしな ♪

出掛けたのは初日の7日。妻に誘われたのでついていったのだが、ボクの目当ての大半はぼんぼりを眺めた後の食事とお酒にある。
大船に美味い寿司屋があって、「回転」の看板を掲げているのに夜は回さず、注文のみで握って出してくれる。
大きく展開している魚屋の2階に店を構える直営店だからネタは新鮮、かつネタの一切れがとても大きい 。
で、当然ながらリーズナブル。
菊水の樽酒が実においしかった。
夏はイイね。

観光客の消えた薄暮の段葛を進んでいく。暑さはもうだいぶ和らいでいる

手回し良く翌日の立秋祭の立看板が出されている

ぼんぼりにまだ明りは灯されていなかった

巫女さんが登場してぼんぼりにろうそくの明かりを移し始めるとカメラを抱えた人がどっと群がって来る


茅の輪をくぐって健康を祈願する。ご丁寧にくぐり方が書いてあるのでね

ぼんぼりは市内在住の作家や画家、スポーツ選手や芸能人、坊さんらの手による絵や書が描かれていて、その数約400点という
これは円覚寺の横田南嶺管長の揮毫。意味は何となく伝わってきますな

こちらも臨済宗円覚寺派で鎌倉五山第4位の浄智寺の朝比奈恵温和尚の書

いつも楽しみにしているのが岡ちゃんことサッカーの岡田武史元日本代表監督
「勝負の神は細部に宿る」とか、格言が好きらしいや
隣の逗子に住んでいるんだ

「バカの壁」の養老孟司は大の虫好き


芥川賞作家の三木卓さんは「ふざけた曲がり方」をしている月面の道を歩いたらしいや。‟月面ビール”にはありつけたんだろうか

句友の画伯は愛犬を失った悲しさ寂しさから鎮魂の絵を描いた

鈴木英人は稲村ケ崎から見た冬の七里ヶ浜と富士山

わたせせいぞう

好調横浜ベイスターズのラミレス監督は初登場 ? 優勝しちゃえよ


段葛が海まで一直線に伸びている

日本舞踊が奉納されている舞殿の真上に半月が懸かる
かくして夏の宵は過ぎてゆき、いざ寿司屋へ
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