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平方録

いくら何でも尋常じゃないね

「ヒャ~、こいつはびっくり仰天だ。驚くよりも呆れたね」
「おう、八つあん、久しぶりだな。それにしても一体何に呆れてんだい ? 」
「ああ、熊さんか。熊さんは呆れねぇ~のかい」
「だから何がだよ」
「昨日の衆院予算委員会でのアベなんちゃらの答弁だよ」
「なんかあったか ? 」
「なんかあったかじゃないよ。野党の質問者の質問を『意味のない質問だっ ! 」って自席からヤジ飛ばしたんだ。そのヤジに野党が怒ったのさ。当たり前だろ」
「ふんふん」
「それでさ、その釈明がまた開き直りなんだな。『私に言わせれば質問ではなく罵詈雑言の連続。反論の機会は与えられずに質問を終えられた。こんなやり取りでは無意味と申し上げた』って言ったんだよ」
「ふ~ん、なるほど、そいつはちょっとヒデェな。そもそも議会制民主主義国家の政府は国会で行政府の施策についての説明を立法府が納得するまで説明しなくちゃならない義務を負ってんだよ。そもそも行政府側に反論権なんてないのさ。懇切丁寧な説明あるのみ ! 」
「さすが熊さんだ、よく知ってるねぇ」
「何おだててんだよ、何にも出ないよ」
「話を戻すけどさぁ、モリカケ問題の時もそうだし、今続いている桜を見る会の疑惑にしたって、まったくと言っていいほどまともな説明をしてないんだよな。それでいながら、何が反論権だよ。アベなんちゃらがちゃんと説明しさえすればこんなに長々と説明を求めたりしないさ。そうだろ ? 聞いて呆れるよ。チャンチャラおかしいぜ。それが通るならヘソで茶が沸くってんだ」
「八つあんの言うとおりだよ。招待客の名簿を捨てちゃって証拠を隠したり、やりたい放題な上に、それを聞く質問が自分に対する罵詈雑言だと受け止めるなんて、はっきり言って異常だよ。もしかしたら精神のどこかを病んじゃってんじゃないのかねぇ。心の病が出てきちゃったんじゃないの ? そうとしか思えない振る舞いだよな」
「あ~っ ! 熊さん、アベなんちゃらを〇〇〇〇扱いしちゃうんだ ? 」
「よせよ。〇〇〇〇って言葉は使っちゃいけない言葉だよ。第一そんなこと言ってないよ。もしかしたら心を病んじゃってるんじゃないかって…それだけだよ」
「とにかくさ、オイラ八五郎としてはだな、アベなんちゃら自身が何らやましいところがないというなら、ちゃんと資料を添えて説明しさえすればそれで一件落着になるのに、その説明がないのが問題だと思うのさ。簡単なことなんだけどなぁ」
「その通り ! 行政府の長として自身の問題に対する説明さえ無視した挙句、質問者に対して俺様に罵詈雑言を浴びせるとは太てぇ野郎だと言わんばかりの態度は国会議員以前の問題だよ。与党の議員だってこんなことを許しちゃいけないよ」
「とにかく東京高検検事長の定年を伸ばして次の検事総長に据えようという人事だって相当にヘンだよ。検察の世界も牛耳ってしまおうという魂胆と見たね。やりたい放題じゃないか。恐ろしい国になって来たね」
「呆れてる場合じゃないってことよ」
「そうだよな。心を病んじまったのなら、激務から離れてゆっくり療養してもらわなくっちゃな。もうずぅ~っと休んでもらおうよ」






鎌倉・長谷の長谷寺は花の寺として知られるが、ウメの花がごらんのとおり ♪
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