僕の平成オナペット史

少年からおっさんに至るまでの僕の性欲を満たしてくれた、平成期のオナペットを振り返る

求道心高きグラビアアイドル

2020-09-12 19:41:12 | 日記
 二〇〇三年を迎え、均整のとれたプロポーションを持つ理想的なオナペットが僕の前に現われた。単なる巨乳グラビアアイドルなら磯山さやかや滝沢乃南らが挙げられるが、彼女たちと異なるのは体脂肪率の低さと芸術的な腰のくびれを保ち、しかも男性に媚びなさそうなクールな表情を兼ね備えている点で、僕は無性にそれを素材として何度も何度も汚したい気持ちが強くなっていった。彼女の名は佐藤寛子だ。

 佐藤は高校を卒業してからグラビアの仕事を踏み台に、女優へと才能の場を広げていった。僕は佐藤をオナペットとしてでしか興味を持たなかったので、のちに映画でヘアヌードになろうと、未婚の母として奄美大島に移住しようと、どうでもよかった。佐藤が高校在学中に撮影された写真集だけが、僕の下半身を楽しませてくれたといっても過言ではない。

 とはいえ、一作目の「PeeK a Boo!」は、まだ芸能界の右も左もわからなさそうな溌溂とした佐藤の下乳が露わになっている以外は、性的興奮を高めさせてくれる構成に乏しく、僕はまともな版元と写真家が二作目を上梓するのを期待した。当時の佐藤は大手出版社の漫画雑誌や週刊誌が目をつけていなかったが、彼女ほどの器量なら必ずメジャーになれると見込み、僕は逐一写真集売場を確認した。

 二作目「水蜜桃」の発売を知ったのは、新潟へ出張に行った二月頃だったと記憶している。取引先との待ち合わせの時間潰しで駅ビルの書店に立ち寄った際、「水蜜桃」の背表紙を見つけた。買いたい衝動に駆られたが、重たい写真集を抱えて移動するのは面倒なので、自宅に戻ったその足でセルビデオ店に出向いて手に入れた。

 帯には「無名の現役高校生 しかも生徒会長」と、肩書きとルックスのアンバランスで手に取る者の劣情を煽っているが、佐藤は撮影時十七歳らしからぬ成熟された肢体を惜しみなく披露している。ビキニからワンピース、スクール水着、制服、キャミソールと何を着ても胸の立体感が明らかで、自慰をはかどらせてくれる。どういうポーズを見せれば男性の性欲を昂らせ、人気が得られるかをわきまえているようで、プロ意識の高さとアスリートに似た求道心がひしひしと伝わってくる。

 しかし、完璧主義的なグラビアは楽しませてもらう側にとって微かな疲労感を覚えることもあり、また佐藤が十五、六歳でデビューしていれば、その成長過程をじっくりと堪能できたのかもしれないが、彼女が本格的に売れ出したのは高校卒業後で、その頃になると僕はすでにほかの素材を探していた。

 グラビアが天職であるかのようないやらしい肢体を持ちながら、処女性とそれに伴うガードの固さが表情などから窺るのは、僕の性的興奮と想像力を大いに高めさせてくれるとともに、アスリートを性的興味の対象にしているような汚らわしさも想起させ、福愛美や矢吹春奈といった同時期のオナペットに比べると自慰の回数と期間は劣る。それでも、この年の前半を盛り上げてくれた素材として記憶に留めておきたい。



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