最近、お気に入りの雑貨屋がある。特に猫の置物とかアジアっぽいのが豊富で、
足繁く通っている。
その中で最近買い求めたのが、下の金魚鉢、たぶん中国製だと思うのだが、安
っぽさの中に少しだけレトロという言葉を添えたら、オシャレに使えると感じた。
当然金魚を飼う目的だったのだが、外観的に気泡があったり、切り子模様を付
けているので、水を入れたが漏れるでは、話にならないという感じで品定めして
いたら、店員が「あの~ よろしければ、水入れましょうか?」とこちらの不安を
払拭する行動に出た。
意外なつっこみに一瞬ひるんだが、お願いした。ところが、店に水道がないら
しく近くのトイレに行ってくるので店番を頼まれてしまった。
こんな客に店番任しといてええのかと思いつつ、店員の熱意に思わず微笑ん
でしまった。少し高い買い物だったが、両手で金魚鉢をかかえて、ソロリソロリと
帰ってくる店員の仕草が忘れられない。
さて、写真に写っている魚は、「ベタ(ベター)」と言います。正式には「ベタ
・スプレンデンス」と言われる熱帯魚です。
別名「闘魚」とも呼ばれ、オス同士を同じ水槽に入れてしまうと、どちらかが
死ぬまで闘うという習性をもっています。
アナバス科の魚で「ラビリンス器官」と呼ばれている補助呼吸器官を持ってお
り、必要な酸素の6割程度を水面から得ることができます。
また、比較的水質にもうるさくない魚で、「コップで飼える熱帯魚」というキャッ
チコピーのもとペットショップで売られています。
以上