2020東京オリンピックが決まったが、波及効果が徐々に表れている。
その一つとして日本オリンピック委員会(JOC)が運営している
エリートアカデミーの競技数が増えそうだ。
エリートアカデミーはJOCの強化育成プログラムとして2008年4月に
始まり、トップアスリートに必要な「競技力」「知的能力」「生活力」の
向上を目的としている。対象は中学1年から高校3年までで、
2013年はレスリング14人、卓球19人、フェンシング11人が在籍している。
東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に、
近隣の学校に通いながら、一貫指導システムで強化に励む。
2011年、レスリングの世界ジュニア選手権で女子55㌔級で金メダルの
村田夏南子は2期生。強化が実った証明だ。今は卓球の天才少女と言われる
平野美宇や石川佳純の妹、梨良らが在籍し練習に励んでいる。
そうしたアカデミーを2020年の東京オリンピックに備えて競技数を
現在の3競技から2桁に増やそうということを橋本聖子選手強化本部長が
明かしたもの。
今後、具体的な競技数などは検討されるが、東京でのメダル獲得に
本腰を入れる構えだ。