新車から14年目の車検を機に構造変更によるナンバーの変更となりました。
当時は家族でのキャンプは夏の決まり事でした。キャンピング仕様ということで8ナンバー登録をしていたのですが、子供たちも独立し気持ちは引退とは思わないのですが、体のほうが、上げ膳据え膳を要求するようになり、キャンプ道具は倉庫の奥で眠るようになってしまいました。
実はナンバー変更にはもう一つ大きな要因がありました。キャンピング仕様の8ナンバーは水回りやベットなど常に装備しておかなければならないのです。私の車はそれをしていなかったのです。何年か前までは、3ナンバーよりも自動車税が多少安かったので、キャンプも本当にするのだしという甘い認識でそうしていたのでした。
しかし今回、更新するにあたりいつもお世話になっている業者のSさんから大変な話を聞きました。8ナンバーなのにキャンピング仕様でない車の事故があり保険金が支払われない事態が起こったと。万が一でも当事者にとって大変なことになります。というわけで必然的に変更へと至りました。
この車の原型は1948年のランドローバーシリーズⅠから始まり数々のモデルチェンジをしながらも当時の面影をなくしてはいません。この車の愛好者はまさにそこにほれ込んでいるのです。衝突安全装置もなく、室内の快適装備もないに等しく、クラッシックなスタイルはそれ故に時代の波についてゆけず2015年で生産を終わりました。しかしスポーツカーにはない乗る喜びを与えてくれます。
排ガスを出していることには変わりはないのですが、エキパイの向きを真横から真後ろへ変更しました。
日本では年式が古くなると自動車税が高くなります。車検制度もあるのだし手入れを怠らなければ、大事に乗る人を考えていただきたいものです。ドイツでは逆に優遇されるようです。ただし最低30年乗らなければなりませんが!