ひと用事済ませて、浦和美園駅に帰ってくる。今日も暑いなぁ。早く家に帰ってシャワーを浴びたいところだ。
駅を出ると、ここんとこ日課となっている夕立の分厚い雲がすぐ目の前。
ということで、遊びながら帰ろうと思っていたのを変更してシェアサイクル(さいたまのジモ弁か、さいたま人は「ダイチャリ」という)で帰ることにする。10分ほどだ。
で、近所のコンビニへと返却。
最小の15分70円コースで間に合う。
が、だ。
返却しようと端末を操作しても「位置情報が確認できません」と拒まれる。まぁ、HelloCyclingではよくあることなので、さほど慌てることもなくコールセンター。
そりゃ、こんなけ首都圏でエグい数のチャリンコが走り回っていたら、トラブルも起こるものだ。それでも航空機のLost Baggageよりかは確率は低いかと。
コールセンターの男性の声がすぐに応答する。
「返却しようと思ってるんですけど、端末が位置がわかんないとか言ってできなくて困ってます」。
「では、まず車両ナンバーから言ってください」「失礼ですがお名前を」。
淡々とやりとりが交わされる。どうやら向こうはGoogleアースかなんかで車体ナンバーからこちらの位置を確認しようとしているのだろう。
十数秒経って、見つけたのか、少しトーンを上げて言ってきた。
*ここからの会話、ミリも盛ってません。
「あの、そこ、前に道路が通ってますよね」
「はい・・・」「道路の無いところにコンビニなんて作らないと思いますが」
軽く突っ込んだつもりだが、完全にスルーされる。で、勝手に次に進む。
「あの、そこ、住宅なんかもありますよね」
「はい・・・住宅の無いところにコンビニは作りません」
流石に同じセリフで言うのでボケでワザと言ってるのかと疑う。電話口の男性が、心なしか千鳥の大悟に感じる。「とにかく返せません。どうしたらいいでしょう?」
「近くに森があるようですね」
「はい・・・なんせ緑区なので、緑はあちこちにありますが」
雨も降りそう。湿度もマックス。不快度数99。とにかく早く帰らせてくれ。「あの、施錠はされてますので帰っていいですか」
「はい。ええっと15分を少しオーバーしてますね」
・・・コイツどこまでマジで言ってんだ?
「いえ。返却スポットまで来て、返せないとエラーが出て、2回ほどまたトライしたんですけど返せなくて。で、ここに電話して、「料金に関するお問い合わせは1番を、会員に関する・・・と一通り聞いて」 「それで何分かかかっておりますゆえ」*
*もちろんHelloCyclingは、冒頭でも述べたとおりこういうトラブルは織り込み済みで、決して揉めることはない。このオペレーターも全然対応に問題は無い。ただ、事実としてこのやりとりはありました。
とまぁ、鍵もかかっているからそのままということになり、無事にコンビニでガリガリ君を一本買って帰ってきたわけだが。
あ、豪雨到来。
雨が上がって涼しくなったら散歩のやり直しでもしよう。