ナカタがお酒を飲みはじめたのは、公示できる最小値20歳からのことでして。それはそれは、酔うのはダブル3杯くらいで8割方酔っ払ってるんですが、そこから翌朝まで延々飲んでたりして。
グァテマラで働きはじめた頃なんかは、プレッシャーと現地のごはんが飽きて食べられなくなって、毎日キーウィひとつ剥いてラム酒を一本は。
「ラム酒をラッパで呑む人を、わたしは人生ではじめて見ました」とはよく言われたものである。
そんなナカタは、2020年、歳のせいかスパークしなくなった頭にイラチきて酒浸りになり、とうとうドクターストップが。「死ぬか酒やめるかです」、と。
ということで、あたかもクスリで捕まって檻に突然入った人のように、冷や汗かきまくり悪寒しまくりカーテン閉めたままアタマを掻きむしっての依存症からなんとか抜けだし。
で、教科書のフローチャートそのまんまに、超甘党になった。
だから、この動線に従った人流にもれなく付与される「糖尿病」──禁酒とのたたかいが、そのまま最小糖質食事生活チャレンジに代わった。
もちろんいまでも、毎日インスリン注射は打ってるし、一日三回、針で指を差して血糖値は測ってる。
そんななかでの「新シリーズ」。
先天性の高い疾患として糖尿病とたたかってらっしゃる方々の辛さには、まったくもってして失礼なことは百も承知しつつ。
こんなナカタのように、自分で蒔いた種で血糖値が上がり、まだナントカ自分で心を改めて食事に気をつけて、インスリンを打ったら体内でまだ分泌機能が維持できるという人へ。
でも、(ほんとうにまだ懲りてないと言われれば反論の余地もないのですが)「ポテサラを頬張りたい」「Netflix観ながら、やっぱ手元にお菓子が」などという邪心を捨てきれない人へ。
でも、小洒落た薬局や成城石井で売ってそうな、高っけー健康食材を毎日買ってくるほどの財布に余裕のない人へ。
そして、自分で毎日作らんとイカンのだが、キッチンは狭いし料理に時間を使うほどヒマもなければ、やる気もないという人へ。
そういった状況でも、あるいは、
日常的に医者から定期検診などで血糖値に気をつけろと言われている人へ。
いくつかナカタの編み出したメニューを。
あるいは、そうした人たちへ、クソシンプルな簡単すぎる心構えを。
ということでちょっと考えたのが、「安い・早い・美味い、の糖高血糖対策食事」。
ただし、ナカタがこうやって発信していこうとするんは、絶対必要条件として「サプリはナシ」です。なんせナカタ、その根本が「肝臓がやられた」からであるからして、肝臓に負担をかける薬(サプリも)はド頭から眼中になく。
ちゃんと材料から買って作った、手作り料理。
まず、「糖尿病(とまだ医師から宣告されてはいないが、気にしろと言われてはいる)予備軍」へ。
別にネットで、「何々という成分を多く取ること」とか調べなくてもいい。
「予備軍」という二軍ならば、ベンチにいる間はやっておくべきコト。それは。
何でもいい。何を買う時でもいい。ポテチだろうが、オカキだろうが、ゼリーだろうが牛乳だろうが、シリアルだろうが。
とにかく。
手に取った商品、裏を見て成分表示を見ろ──何も考えんでいい。とにかく見ろ。どれだけ「糖分」が入っているか。
ただしこの際に最低限の知識を。
「糖分」は正味砂糖のこと。砂糖じゃなくても「糖質」は同じコト。これはまぁ、感覚的にわかるだろう。次だ。
これら成分の表示がなく、「炭水化物」とだけある場合がある。これが要注意。だいたいそういうとき糖類/糖分は多い。「糖」で成分表示したら消費者が引くから「炭水化物」の重量表示だけで食品成分表示法をクリアーしようという魂胆。多分やけど、「炭水化物」という成分に含まれ得るものは、せいぜい野所、高血糖にはヤバイ「糖類」か、大丈夫的な「食物繊維」。後者の方が炭水化物に多く、糖分が少ないのならば、必ずそういった商品は「炭水化物」の重量表示の下に、その内訳として「糖分」と「食物繊維」が書いてある。
高血糖の嫌いがある消費者が「炭水化物」にデリケートになってる最中、それが「食物繊維」であるのにそこをアピールしない商品なんて、まずもって商品開発部がアタマ緩い。
この「裏の成分表示をチラ見」するだけで、いろいろなことが解ってくると思う。
例えば「チョコはやめよっと。ここはオカキにしとこう」──大間違い。
「ここは30%割引のシールが貼ってあるロールケーキといきたいが、ストイックに「ビタミン・ミネラル増量」と書いてあるシリアルにしよう」──これも健康な牛乳かけて大間違い。
とまぁ、こういった点を踏まえて、ナカタがこの数カ月ハマってきたメニューを紹介しようと思うんだけど。
長くなったら誰も読んでくれないだろうから、また今度。
多分次回はポップコーン。
注:ブログでの記事のカテゴリー分類はあまり目立ちませんが、この「安い・早い・美味い、の闘高血糖対策食事」カテゴリーでは、タイトルの如く、①食事制限を喰らったからといって我慢した食事は避けたい。美味しいものを普通に食べたい/②とにかく神経質にならず、ちょっとした心がけでちゃんと数値を改善したい/③凝った料理は面倒くさい。あと高級食材もやってられん。基本ダイソーとかでのメイン食材百円モノで⑩ 分もあれば作れる食事を考案したい。
といったメニューを紹介したいと思います。
これでもHbA1cを二カ月で7後半から6まで落とせました。基本「ちょっと一工夫するだけで、美味しいものをいっぱい食べて高血糖を治そう」という姿勢です。