借りてきた映画の予告に
「サラの鍵」という映画がありました。
予告だけで、非常にインパクトがあり、観てみたいと思って
TUTAYAで借りました。
パリ・ヴェル・ディヴ事件を調べている女性記者の話しです。
この事件が明るみにでたのは、1995年に当時のシラク大統領が行ったスピーチなのだが、大半のフランス人はこの「ヴェルディヴ事件」と呼ばれる悲劇についてほとんど何も知らされていなかった。それだけに戦時中の1942年、パリ中から集められたユダヤ人が、急きょヴェルディヴ(冬季競輪場)に詰め込まれ、ろくな宿泊施設もない場所に何日も収容されたという衝撃の事実に、フランス国民も困惑し、大きな衝撃を受けたという。
この事件は、フランスの警察が仕切って行っていたため、資料などが何も残されていないようです。
ナチスは、記録魔だったようで、ナチが絡んでいたら、資料は残っていたのでしょう~
この「サラの鍵」は、突然警察が家に来たとき、幼い弟を納戸に隠して鍵をかけて置いてきてしまった姉の話なのです。
弟を迎えにいかなくては、収容所を脱走してアパートに向かうのです。
この話しを女性記者が、調べながら自分の現在の状況と照らし合わせて行くという話しなのですが・・・
色々とエピソードがてんこもりで、いい話しでした。ラストのシーンで泣きました。
この話しを観て、「黄色い星の子供達」この話しは、ヴェルディヴ事件をもっと詳しく描かれているということで
早速、鑑賞しました。
この話は、ヴェルディヴ(冬季競輪場)に送られる家族とそこで病人の看護をする医者と看護師の話を中心に描かれています。
家族のお父さんを、プライスレスに出ていた男優ガド・エルマレこの方は、喜劇の俳優さんなんですが、
この映画でお父さん役で、本当にいい味を出していました。息子が可愛くて頭がいい・・・
医師役をジャン・レノが看護師役をメラニー・ロランがこの二人の演技も素晴らしかったです。
(メラニー・ロランは、「オーケストラ」でもいい演技をしています。それは、又後日)
ラストがよかったです。こちらも泣きました。
パリの人々は、隠したり、逃げてきた子供を養子にして引き取ったり・・・
そういえば、ドラマ パンナムの中の一人コレットが最後ユダヤ人だとわかりますね~
自分はフランス人で両親はレジスタンスで殺されたと思っていたのですが・・・
(シスターにそう言われて育ったのですが・・・)
このヴェルディヴ事件の前に両親が教会にお願いして助けてもらったのかな?と思いました。
戦争は恐ろしいと又思いました。