たまねこ*古布とmy garden

古民家解体

先日、家を解体するので着物を整理するお宅にお邪魔しました。

全く我が家のような古民家で、

今回の地震で我が家と同じ大規模半壊ということでした。

解体するのは、もったいないと誰もが口にします。

屋根など修復されたばかりで綺麗で、

柱など基礎構造がまだまだ耐えられそうで、、

リフォームも考えられるところですが…

内部は必要に応じて改造されたようで、

リフォーム費用がいくらかかるかわからない状態です。

今まで住んでおられた方は、広すぎる建物、間取り等

使い勝手がとても悪かったと思います。

また、すき間風など、断熱性などが悪く、

そのつらさは想像するに余りあります。

やっぱりこの際、

公費解体の制度を利用しての解体はしょうがないでしょう。

我が家がリホーム出来たのは、10年間空き家にしていたものの、

40年前に一度、大規模リホームをしていたこと、その後も主人が

度々家のメンテナンスをしていたことが大きいと思います。

やはり古く大きい家を維持管理するのは

努力と資金が求められます。

今後夫婦で何年生きるのか、たかが知れていますので、

必要な水回りが快適になったので、終の棲家としては十分です。

今回解体されるお家には男手がないように見受けられました。

比較してということではないのですが、主人や息子たちのおかげで

今があると気づかされましたので、

この家に大切に住んで感謝を表したいと思います。

それにしても雨露しのげる家は

人間にとっても基本的に必要なものですね。

1948年に国連が採択した「世界人権宣言」第25条には,

だれもが十分な生活水準を保持する権利を有するとしています。

それには,満足できる住居が含まれているのです。

聖書もイザヤ書 65章21節で

そして,彼らは必ず家を建てて住み,

必ずぶどう園を設けて[その]実を食べる。と保証しています。


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